Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

一度も見かけたことのない本 / 佐藤太郎さん(http://home.n03.itscom.net/ts-monof/)のところにも、アートボックスインターナショナル(ARTBOX International)なる会社からメールが…… / これが最後のワナビジネスではない

◇ アーティストが表現する世界遺産/ART BOX インターナショナル 年鑑・ムック 詳細
http://www.artbox-int.co.jp/cgi-bin/database/database.cgi?cmd=dp&num=13393&Tfile=Data&dp=book.html
現代日本の彫刻 vol.2/ART BOX インターナショナル 年鑑・ムック 詳細
http://www.artbox-int.co.jp/cgi-bin/database/database.cgi?cmd=dp&num=12669&Tfile=Data&dp=book.html

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◇ Photography - taroのさすらい日記

 ART BOXなる会社があるようで、ボクのところに一通のメールが届いた。ここにある来年夏刊行予定の「Photography」にぜひとも作品の掲載をご検討頂けないか、というものだった。

さて、審査及びエントリー不要のパスを頂戴した格好になっているのだが、その掲載料が・・・・・、ということもさることながら、実体としてどうなのと思うことのほうが実は大きい。

http://blog.goo.ne.jp/tsmono/e/8716cae709ef62a7e28348e01bd43054
あちこちにメールをばらまいていたようです。
リンク集「Web写真の現在 web photography now」の運営の仕方も、
もう少し考えていかないと。。。
注意書きをどこかに入れるかもしれません。


>>>山方さんのところにもアートボックスインターナショナル(ARTBOX International)からメールが……

◇ メール - ハイカロリー

ARTBOXインターナショナルというところからメールがきました。
> この度、アートボックスでは21世紀に期待されるフォトグラファーを広く掲載する作品集、2009年「Photography」を刊行することになりました。
ということで写真を載せませんかという話です。
でも原稿料がもらえるのではなくて、掲載料を支払えば載せるという話です。
そして
> 本誌に彩りを添えるという意味でも、山方伸様にご参加いただきたく思います。
ということで僕は「彩り」だそうです。
さらに
> 尚、山方伸様は審査及びエントリーは不要です。
ということなので、僕の写真はそれなりにおもしろいと思ってくれているのかどうなのかなんなのか。
いろんな商売があるんだなと思いました。

http://d.hatena.ne.jp/blepharisma/20081128/p1


◇ 山方伸 Shin Yamagata
http://www.geocities.jp/ymgtsn_p/

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>>>今さら話題になっているようなので再録+α

平間至細江英公、広川泰士、 ホンマタカシ内藤忠行、藤井春日、中村征夫、藤井保、三好和義……
といった方々は、ARTBOX international が行っていることをどう考えているんでしょうか。
一度訊いてみたいものです。

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20081127#p3


現代日本の写真vol.7 出版記念展/ART BOX

出品者一覧
安達栄吉/伊藤勝敏/上杉敬/太田善彦/岡本寛治/回里純子/加地亜希子/勝山基弘/嘉屋信明/川眞田光夫/管野秀夫菊地哲/橘野栄二/熊谷 直夫/佐藤正明/杉本潤平/須藤秀澤/高崎勉/高野信久/滝本和由/ 田谷淳/土屋敏朗/椿孝/坪内二郎/永嶋勝美/ 西原直人/西山尚紀/バンリ/堀内僚太郎/益子姿子/増田岳二/宮坂亨/目々澤雅子/柳谷次男

http://www.artbox-int.co.jp/gallery/past/20061002_syasin.html
ひょっとして、コレにもさらに出品料を取っているとか? 二重に搾り取るみたいな。

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◇ ここに注意!Q&A コンテスト・賞・展覧会編 - 共同出版自費出版の被害をなくす会

Q コンテストを行なっている出版社があったので応募したところ落選したのですが、良い作品だからといって共同出版自費出版)を勧められ、迷っています。


A  商業出版社の場合、実力のある新人を発掘するためにコンテストや賞を設けている場合がありますが、共同出版自費出版を行なっている会社では、落選者の勧誘を目的として賞やコンテストを行なっている場合があり「賞ビジネス」などいわれて問題になっています。プロの作家を目指すのであれば、メジャーな賞に応募することをお勧めします。


Q 著名人の名を冠したコンテストがあります。著名人が関わっているので安心だと思うのですが。


A コンテストに関わっている著名人が、その出版社の商法に詳しいとは限りません。悪質な出版社が著名人を利用して応募者を集めることもありますので、名前だけで信頼することは禁物です。


Q コンテストに入選すると賞金をもらえ、本を無料で出版してくれるそうです。コンテストのための経費はどこから出ているのでしょうか?


A  商業出版社の主催している賞であれば、その出版社の本の売上収入(雑誌を出している出版社の場合は広告収入もある)から捻出されているといえます。しかし、共同出版自費出版の場合、一般に本の売り上げによる収入は少ないと考えられますので、著者に請求している費用にコンテストの広告費や賞金、出版費用などの諸費用が加算されていると考えるのが妥当でしょう。落選者にも有料の出版を勧める会社は、要注意といえます。


Q 俳句の同人誌に作品を載せていたところ、共同作品集の出版を持ちかれられ、請求された費用を支払って出版しました。その後、有料で展覧会に出品しないかとの勧誘があり不審を感じています。


A  自費出版で利益を得、さらに展覧会などで利益を得る商法と考えられます。判断力の低下した高齢者を相手に次々と契約を結ばせる例がありますので要注意です。句集や歌集はほとんど売れませんので、流通本には向いていません。作品集を本にしたいのであれば、私家本として制作されることをお勧めします。

http://nakusukai.exblog.jp/9931923/
http://nakusukai.exblog.jp/

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20081128#p14


>>>今さら話題になっているようなので再録+α

「vol.8」の参加者(餌食)を募集しているということなんでしょうけども。。。

■物欲の権化から物欲の道化へ


■ART BOX IN JAPAN 現代日本の写真vol.7
http://www.artbox-int.co.jp/shop/book/injapan.html
http://www.artbox-int.co.jp/


お誘いがあったのですが
掲載準備のための時間がないのと
けっこうな掲載費用が掛かることもあって、
とりあえず今回は丁重に辞退しました。
いずれ機会があれば、また。。。


掲載予定作家には、平間至細江英公、広川泰士、
ホンマタカシ内藤忠行、藤井春日、中村征夫
藤井保、三好和義……といった名前が並んでいました。

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060520
(2006年5月20日)


平間至細江英公、広川泰士、 ホンマタカシ内藤忠行、藤井春日、中村征夫、藤井保、三好和義……
といった方々は、ARTBOX international が行っていることをどう考えているんでしょうか。
一度訊いてみたいものです。

■田村俊介くんのところにも届いていたらしい……
後学のために、一応、知り合いの美術関係者数人に
評判を聞いてみようかと思ってましたが、
どうやらその必要はなさそうです。

ART BOX IN JAPAN 現代日本の写真vol.7 - TAMURA’S PHOTOS [DIARY]

サイトのメールにART BOXというところからメールが来て、ついつい返信してから、何度も未承認広告メールを送って来ていたところだと気がついた。

ようするに図書館とかに収蔵してる本なんだけど、平間至とかホンマタカシとか、有名どころも載せるんだけど、若手も載せようと思うんだけど、掲載料を払ってもらうことになるんだけど、掲載させてもらえませんか?っていう話。

うっかり教えた事務所に資料が来て、見てみたら出品料が見開き2ページで10万5千円。

まあ3万円くれたら載せてもいいけど、っていうのは嘘で、べつに無料でもいいんだけど、さすがに10万5千円は払えない。っていうか、まだこういう商売があったのかと驚きました。

おそらく有名どころには掲載料を払って、若手からは出品料を採るっていう手法だろうけど、1万部を1万5千円で売るって書いてあるから、1億5千万円?

ということで、誰か10万5千円くれる人がいましたら、ご連絡ください。

そしたら出品料10,5000円と書かれた出品方法の資料を複写したものを、掲載してもらおうと思います。

申し込み締め切りが20日なので、早めにお願いします。

追伸。もちろん誰が悪いとかそういうことを言いたいのではないです。もちろんお金を払って載せている人もいるだろうし、それはその人がそれだけのメリットがあると考えてのことだろうから、それはそれでまったく問題ないと思います。5千円とかなら僕も払ったかもしれないし。ようするに、現代日本の写真と銘打っておきながら、写真がどうこうの前に、お金が払えるかどうかというのが掲載の基準になっているというのが問題だということでしょうか。ちゃんと本にそう書いてあるんならいいんですけれど。まあ貧乏人のひがみかもしれません。

http://d.hatena.ne.jp/shunsuketamura/20060516

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060516#p8
(2006年5月16日)


まるで画壇(団体系)です。
あるいは、ワナビーを喰いものにする自費出版ビジネスや
掲載ページを金で買わせるという某コマーシャル・フォト誌等のブラックなシステムでしょうか。
また、貸しギャラリーが作家を籠絡する手管や、自主ギャラリーの物質的かつ精神的な上納金システムなども想起させます。
(余談ですし、良く知られている話だと思いますが、東京都写真美術館を貸しスペースとしてレンタルしてるのに
さも企画展であるかのように見せかけているコマーシャル系の写真家もけっこう居るようです。)

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>>>画壇(団体系)の裏・闇・カラク
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080716#p4


※「新風舎」「文芸社」関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%bf%b7%c9%f7%bc%cb%a1%a1%ca%b8%b7%dd%bc%d2


※「自費出版」関連
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%bc%ab%c8%f1%bd%d0%c8%c7


※「脇が甘かった人々」
http://d.hatena.ne.jp/n-291/searchdiary?word=%cf%c6%a4%ac%b4%c5%a4%ab%a4%c3%a4%bf%bf%cd%a1%b9%a1%f7%bf%b7%c9%f7%bc%cb


>>>新風舎のパンク
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20061230#p7


>>>「新風舎」「文芸社」問題(本日の追加分)

◇ 文芸社新風舎の盛衰と自費出版(10)こんなにある「だまし」のテクニック - 松田まゆみ氏

1.褒めておだてて勧誘
(……)
2.有名人を広告塔にする
(……)
 新風舎の場合、エッセイストである井狩春男氏が出版賞の審査委員長を務め、共同出版を推奨する本も書いています。詩人の谷川俊太郎氏、写真家の荒木経惟氏、ジャーナリストの江川紹子氏などの本を出版し、新聞広告で宣伝しています。文芸社では「人生いろいろ賞」の特別選考委員を島倉千代子氏に依頼し、新聞広告に掲載しているほか、思想家の吉本隆明氏や作家の西村京太郎氏などの本を出版しています.
(……)
3.打算を利用
(……)
 協力・共同出版の場合は「無料で本が出せるチャンスがある」、「作家の第一歩」、「ベストセラーになれば、元がとれる」、「テレビドラマ化されるチャンスがある」、「全国800店の協力書店のどこにでも本が並ぶ」などと、希望的観測を謳って勧誘することがこれに該当するでしょう。もちろん、このような可能性があることは事実ですが、その具体的事例などを明らかにせず、過剰な期待を抱かせるのです。
(……)
4.サービスして断りにくくする
(……)
5.プライドに付け込んで、騙しの発覚を抑える
(……)
 苦労して蓄えた貯金、虎の子の貯え、ローンの返済などと引き換えに得た夢の実体が、わずかな贈呈本やスズメの涙ほどの印税でしかなかったら、どんな気持ちになるか想像してみてください。著書を世に出すという夢を悪夢に変えられ、告発もままならない商法を、あろうことかマスコミが片棒を担いで宣伝しています。マスコミの責任が限りなく重いことを指摘します。

http://www.janjan.jp/media/0701/0701178270/1.php

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20070119#p6

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20081127#p3


◇ これが最後のワナビジネスではない - 少年少女科学倶楽部

 自費・共同出版系の大手である新風舎が再生法を申請した。

 ここは「あなたの本を出版させてください」といいながら費用の負担を求めるものの、実際にはろくすっぽ刷らず金だけ取っているんじゃないか? といわれているところでは文芸社と並ぶ大手。
 ここを見てくれる人には結構重要なのがライトノベル方面への浸食が激しかったこと。なので正直一安心ではあるんだけど…でも、これが最後というわけではないんだよね。
 言い方は悪いけど、ワナビをターゲットとしたワナビジネスの中では、新風舎は本当に小さな点に過ぎないわけで。
 
ワナビジネスの根は深くて広い

「小説家になりたい」とか「漫画家になりたい」とか、そういう夢を持つことそのものは悪くないんだけど、この世の中にはその夢をターゲットにするビジネスというのが多数存在する。
 わかりやすい例で言えば、いわゆる声優学校なんかがその一つだし、いわゆる「ライトノベル科」もその一つ。
 言い方は悪いけど、ワナビというのはいいターゲットなんだよね。
 
 厄介なのは、まず声優学校みたいに「必要な技能の習得」と重なっている部分があること。もちろん、声優学校へ通ったからといっても確実に声優になれるわけではないしなったらなったで地獄なのだけど、一方でそういった「リスクを取る」人間がいるからこそコンテンツ産業は成り立っている面がある。つまりコンテンツ産業は「死体の上の桜」なんだよね。

ワナビジネスは滅びない

 まとめると、ワナビジネスというのはコンテンツ産業と絡みついた「解かりやすい暗部」でしかない。つまり、たかが会社一個。そのていどは「点」なんだよね。
 現在、純粋にネット発のコンテンツの量が増大しているけど、それでもこういったものは多分、完全になくなったりはしないのだろう。
 でも監視しておくのは決して無駄じゃないかなと。

http://scientificclub-run.net/index.php?UID=1200109327