Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

マル激トーク・オン・ディマンド 第420回(2009年04月25日)「和歌山カレー事件はまだ終わっていない」

ゲスト:安田好弘氏(弁護士・林真須美被告主任弁護人)
司会:神保哲夫(ビデオジャーナリスト) 宮台真司社会学者)

 来月21日にはいよいよ裁判員制度が始まる。私たち一般市民が、このような事件の評決(有罪か無罪か)を判断し、しかも死刑かどうかの量刑まで決定しなければならなくなるのだ。安田弁護士は、裁判員制度の下でこの裁判が行われれば、メディア報道によって作られた先入観に強く影響された市民裁判員と、公判前手続きによって厳しく絞り込まれた証拠のみの、ごくごく短期間の審議となるため、弁護側としては為す術がなくなることを懸念すると言う。
 今週は、最高裁によって死刑が確定した和歌山カレー事件で争われた論点をあらためて洗い出した上で、裁判員制度で求められることになる、一般市民の感覚で検察の提出した証拠を見た時に、果たして本当に「合理的な疑いを差し挟む余地のない程度に証明されている」かどうかを検証した。そして、その上で、この判決の持つ意味を、安田弁護士を交えて議論した。

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※過去の「マル激」関連
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