Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

光 松本陽子/野口里佳@国立新美術館

http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/hikari.html
http://www.nact.jp/
本日最終日。あと1時間ほどで終了。
昨日見てきましたが、野口里佳さんの「砂漠で」(In the Desert)の展示と構成が良かったです。
これを実際に展覧会場で見れたのは収穫でした。
情報量が思いのほか多く(空にジェット機も)、それぞれの写真が補完し合って、
写真集とはまったく伝わってくるものが異なります。
そういう意味では、やはりあの写真集は(コスト面などさまざまな台所事情があるにしても)微妙だったのかもしれません。
投光器を利用したいくつかのシリーズは、その効果を扱う作家の手つき以外あまり興味なし。
笹岡啓子さんの写真ってやっぱり面白いな、
などと別の作家の作品についての思考が頭をよぎります(実は「フジヤマ」のパートの最後のあたりから)。
「水をつかむ」はギャラリー小柳がビルの1階で中央通りに面していたときに拝見してますが、
以前とは少し印象が異なりました(画質が粗いのは変わらず)。
あのときの個展で展示されていた作品と絵柄が違うのかとも思いましたが、点数が少なかったのと、
おそらく投光器を使った写真のほうに目が慣れてしまったために(私は野口さん→松本さんの順に会場を巡回)、
このシリーズの内容をベースの部分で支えている夕方(朝方)の光の印象がぼやけてしまって
心理的なエフェクトがイマイチ弱まってしまっているのが原因なのではないでしょうか。
あと、展覧会のカタログが作家ごとに分かれていて、
松本さんと野口さんの2冊セットなら2K、どちらか片方のみなら1.1Kと、
そこそこのページ数があるわりに手ごろな値段なのがお得でした。

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◇ 松本陽子のうごめく絵画 - JJ’s eyes
http://d.hatena.ne.jp/jj-three-ten/20090927/p1
佐藤譲二さんのブログより。


◇ L⇔R -光 松本陽子/野口里佳- - Schwalbe
http://blogs.yahoo.co.jp/cdrqm009/29295922.html
作品リストと展示案内図がアップされています。

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◎ NOGUCHI RIKA
http://www.noguchirika.com/


>>>Noguchi Rika - Signals - Carnegie International 2008 - Carnegie Museum of Art
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080513#p6


YouTube - Rika Noguchi | CI08 Life on Mars
http://www.youtube.com/watch?v=D7e0nYCmm4o
YouTubeにもアップされてました。


>>>このヘリは、離陸しているのか? 着陸しているのか? あるいはホバリングしているのか?
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080711#p3