◇ 一冊80万円の超美麗「図書館写真集」が凄い - ひろぶろ
トルコ人写真家のAhmet Ertug（アフメト・エルトゥウ）さんがヨーロッパ各地の歴史的な図書館を巡り撮影した以下のような写真、図書館史についての文章などが160ページに渡って特大サイズで収録された「Temples of Knowledge」という本が今年発売されました。ハンドメイドで400冊限定、1冊の販売価格は60万〜80万円となっています･･。現時点ではLIBRISSIMEやBiblio.comといった通販サイトに在庫があるようです。Ahmet Ertugさんの公式サイトから直接オーダーでも購入可能です。
http://www.hiroburo.com/archives/50913113.html
カンディダ・ヘーファー（Candida Höfer）の最も充実していた時期ではなく、
近年の微妙な感じを、さらに微妙にしていったような感じの写真を
おそらくは広告畑が出自であろうカメラマンが企画モノとしてまとめた写真集だと思います。
「Temples of Knowledge」というタイトル自体、
ヘーファーの作品にまつわるコンテクストごと丸パクでは？
80万円という価格もたいして驚くに値しないと思いますが、どうなんでしょう。
ちなみに、たとえばピーター・ビアードの『Peter Beard, Collector's Edition: Fayel Tall』は、
あのTaschenがamazon.jpで売ってて「￥ 1,398,174」（現時点）
http://www.amazon.co.jp/Peter-Beard-Collectors-Fayel-Tall/dp/3822825646
エディションナンバー付きは「￥ 2500000.00」。
http://www.taschen.com/pages/en/catalogue/artists_editions/all/02609/facts.peter_beard_collectors_edition_fayel_tall.htm
ほかにも、いくつか指摘できることがありますが、
とりあえず時間がないので、もし機会があれば改めて。
◇ Candida Hofer on artnet
http://www.artnet.com/artist/691911/candida-h%C3%B6fer.html
へーファーは自然光その場の明かりで撮影。ただし近作は不明。
◇ Ahmet Ertug on artnet
http://www.artnet.com/artist/424321904/ahmet-ertug.html
ご丁寧に大型ライトでライティングして撮影（http://www.ahmetertug.com/）*1。
*1:もちろん、だから単純にダメだということではありません
