Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

出版関連メモ

◇ ベストセラーの背後に“手買い”? 出版不況でランキング底上げ(Business Media 誠) - Yahoo!ニュース

 「出版不況」という言葉を当コラムで何度も取り上げてきた。書籍や雑誌の売り上げが落ち込む中、出版社や書店は懸命な努力を続けている。小説と漫画原作の執筆を生業としている筆者もこの忌まわしい言葉と日々戦っている1人だ。

 過日、某版元関係者と打ち合わせをした際、“手買い(てがい)”なる業界の隠語に接した。この言葉には、現在の出版不況の深刻さを裏付ける観測が潜んでいた。

 「昨夜は都内◯△店で80冊、今日は午前中に地方の△◯店で90冊売れた。手買いは間違いないのだが、いったい何人のスタッフを動員しているのか?」 ――。

 最近、出版社の編集部や営業部門の間で、ある小説をめぐってこんな言葉が盛んに飛び交っている。出版関係者が注目しているのは、全国チェーンの大手書店が運営する書籍販売に関するオンラインサービスだ。

 このサービスでは、全国の店舗での売り上げ状況、購買者の年齢層、男女の内訳などが詳細に知らされる。編集者は自身が手がけた著作の売り上げ動向をチェックし、営業や販売担当者は、自社作品はもちろんのこと、他社の売れ筋商品を分析する。出版関係社にとっては、なくてはならない重要なツールなのだ。

 冒頭の言葉は、最近発売されたある小説に関するもの。もちろんその中身は、筆者のようなヒヨっ子作家が足元にも及ばない優れたものなのだが、「売れ行き動向が不自然」(某中堅出版社営業担当)なのだという。

 最近は、村上春樹氏の『1Q84』のような大ベストセラーがあり、1つの店舗で1つの作品が100冊単位で売れることは十分にあり得る話。

 だが、件の作品については「売れているのは確かだが、『1Q84』並みの爆発的なヒット作ではない」(別の営業担当者)という。『1Q84』のような怪物級のヒット作のほかは、宗教系やビジネス書のヒット作で、1店舗当たり100冊単位の売り上げを記録することはあるようだが、小説では極めて異例なのだとか。

 ここからは筆者や出版関係者の想像であり、必ずしも事実ではないことをあらかじめお断りしておく。

 件の作品は、著名作者の作品ということで確かに売れている。だが出版不況の最中、かつてのような実売部数は望めない。「最近は出版社が重版に慎重なため、確実に売り上げが立っている証として、手買いを繰り返しているのではないか」(某週刊誌副編集長)という観測がまことしやかに流れているわけだ。

 オンラインサービスを運営する書店、そして件の作品を発売した版元にとっても着実に売り上げが立つ。作品の関係者が実際に手買いを繰り返し、売り上げ実績を作り上げているとしたら、出版不況の最中で懸命にもがいている証だ。

 ただ同作の各種広告には、「重版!!」の文字がそこかしこに載っている。作品自体優れた内容だけに、こうした観測に接してしまうと筆者はげんなりとしてしまう。まして、出版界の内情を知らない一般の読者はなおさらだろう。同作は、各種の売り上げランキングでは現在も上位につけている。【相場英雄】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100506-00000014-zdn_mkt-bus_all


二玄社自動車雑誌から撤退…『カーグラフィック』新体制に - レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
http://response.jp/article/2010/05/10/140141.html


◇ ストリート系ファッション雑誌「nadesico」、5月号で休刊へ - モデルプレス
http://mdpr.jp/topic/detail/333604


◇ 超左翼マガジン『ロスジェネ』最終号(4号) 大澤信亮責任編集号 - 超左翼マガジン『ロスジェネ』
http://losgene.org/sinkan.html


◇ 5/10、駒場東大前のアウトバーン本社前で抗議の宣伝活動 - P団 - フリーター全般労働組合 プレカリアート争議団

クラブカルチャーマガジン「remix」を発行していたアウトバーン社は、組合員に対する給料を3か月滞納し、労基署から是正を指導されるや逃亡、まったく姿も見せません。
この日、料金滞納のため電話が繋がらない事務所に、P団は東京管理職ユニオンのなかまとともに訪問しましたが、確かに事務所の中には誰もいません。
だがしかし、ポストの中には都労委より確実に送付されたはずの郵便物が存在する様子がありません。
すなわち、アウトバーン社は、留守を装いつつも郵便物を定期的に受領しにきているということです。
P団は別フロアに入居する会社に事情を尋ねさせていただきましたが、それによれば「最近荷造りをしていた」との情報。

http://p-dan.freeter-union.org/article.php/20100512013445297
http://p-dan.freeter-union.org/index.php?topic=remix


岩手日報夕刊廃刊 広告半減が影響-マイタウン岩手 - asahi.com

 廃刊を明らかにした11日付の同紙朝刊では「夕刊を統合することは誠に心苦しい」とし、「新聞発行の経営環境は厳しさを増しています」と理解を求めた。新聞代の値上げなども検討したが見送ったという。

 同社は1876年創刊。従業員数は357人で、編集局は約130人。

http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001005120002


日刊ゲンダイが19年ぶりに幸福の科学の広告を掲載 - やや日刊カルト新聞

 1991年、講談社が発行する『フライデー』が、幸福の科学に対する批判的な記事を立て続けに掲載しました。これに対して幸福の科学の信者が講談社を非難するデモや署名活動を行いましたが、抗議活動はこれだけではありませんでした。信者らが講談社の社屋に乗り込み、ハンドマイクで「フライデー廃刊!」「社長を出せ!」などとがなりたてたほか、無関係な別誌の編集部も含めた講談社の各編集部に抗議の電話やFAXを送りつづけました。

 その際に幸福の科学は、勢い余って、講談社とは別会社であり、当時は幸福の科学に関する記事を掲載していなかった日刊ゲンダイに対しても、同様に電話と FAXによる業務妨害行為を行いました。

 この騒動が起こるまでは、幸福の科学出版は日刊ゲンダイにも広告を掲載していましたが、騒動以降は広告を出さなくなっていました。幸福の科学の広報担当者によると、今回の広告掲載は「フライデー事件」以来、19年ぶりとのことです。なぜいきなり19年ぶりの広告を出したのか尋ねると、「広告営業が来たから」(幸福の科学の広報担当者)という、ものすごくわかりやすい回答でした。

http://dailycult.blogspot.com/2010/05/19.html


◇ 読売新聞全国版に『霊感商法』本の広告が掲載!? - やや日刊カルト新聞

 今月5月2日の日曜日、読売新聞全国版の11ページ文化面【本よみうり堂】の記事下に目を疑う広告があった。コスモトゥーワンという出版社が2010年4月21日に発行した書籍『新・家系の科学』、著者は与那嶺正勝なる人物。

 本の表紙には「二万余の調査で繁栄・衰退の法則がわかった!!」「あなたの運命はあなたに対応する先祖で決まる」とあり、新聞に掲載された広告には「家系を支配する縦横の法則」「家系にはクセが」「家系繁栄のキーは女性」等、世界基督教統一神霊協会統一協会/統一教会)が全国各地のビデオセンターや偽鑑定所等のダミー施設で行う『家系図を使った先祖の因縁トークによる霊感商法家系図販売・家系図セミナー受講及びそこから展開する各種物品販売・献金)』の際に使われている言葉が見出せる。

 霊感商法を助長しかねないこの書籍広告掲載について、読売新聞東京本社に『やや日刊カルト新聞』として電話取材をした。

http://dailycult.blogspot.com/2010/05/blog-post_09.html