二日午前七時ごろ、茅ケ崎市内を東西に流れる千ノ川で、数千匹の小魚が死んで浮いているのを散歩中の男性が発見、茅ケ崎署へ通報した。
市下水道河川部によると、同川の千ノ川橋(円蔵)から、約二キロ下流の富士見橋(浜之郷)にかけての川面に、ボラやハゼなどの小魚が浮いていた。体長約三十センチのコイも含まれていたという。
市が水質検査をしたところ、酸欠の可能性はなく、ヒ素やシアンなども検出されなかった。一方で市職員の目視調査で、水面に油膜状のものが確認された。
担当者は「油膜が魚に何らかの影響を及ぼした可能性はあるが、ここまで大量に死んでしまうケースは記憶にない」と話している。
市は川上流にある市立病院やガソリンスタンドなど、水質汚濁防止法で特定事業場に指定された施設に聞き取り調査を行い、原因究明を進めている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111003/CK2011100302000035.html