http://www.amazon.co.jp/dp/4329004143
序文/七つの対照規定/神話の空間、敷居学/神話と言語(象徴、アレゴリー)/神話、美、芸術、批評/社会と芸術における神話と自由の双極性――悲劇、メルヒェン、ゲーテの『親和力』/神話的なものの時間形式、永劫回帰/神話概念の置き換えとその意味論の限界/訳者あとがき
記憶、神話、歴史、そしてパサージュ
『パサージュ論』のみならずベンヤミンの全著作の底流にある「敷居経験」とは何か? 敷居意識を先鋭化させることによって見えてくる神話的なものと、美、自由、歴史との関係は?
http://www.gendaishicho.co.jp/book/b285.html
【第一部構想発表】
「どうすれば自分自身でいられるのか――タウテゴリーについて」
三河 隆之
ほんとうに自分自身でいることは容易なことではない。これは
資本主義と欲望の網状空間にのみ特異なことではなく、自分という
境位からもはや決して脱却しえない人間の本来的アポリアですら
あるように思われる。とはいえ、実践的課題に対峙する以上、
主体のSにスラッシュを引いて事足れりとすることもまた難しい。
悟りがしばしば特権的な遠い境地であるのは、抗いがたい現実である。
本発表は、このような困難に対峙する手がかりとなるかもしれ
ないものを垣間見る試みである。それを示す言葉のひとつが
「タウテゴリーTautegorie」である。後期のシェリングが若干の
箇所で用いたこの語は、後にカッシーラーが『シンボル形式の哲学』
第二巻で注目することになるが、当然ながら同時代のベンヤミンも
想起されるところである。また、ジャンケレヴィッチもこの語を
独自に受容しさかんに用いている。主として神話論の文脈から引き
出されてきたと見られているこの概念は、いったいいかなる射程を
持っているのか。原テクストをやや慎重に見定める作業を通じて
考えてみたい。
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◇ アレゴリー - pratiques théoriques
http://pratiquestheoriques.blogspot.jp/2012/03/blog-post_7524.html
◇ プラトンのミュートス - Strings Of Life
http://strings-of-life.seesaa.net/article/37875590.html