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福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

丹下健三、磯崎新、菊竹清訓、伊東豊雄ら16人の建築家による『戦後日本住宅伝説』展 - art-designニュース : CINRA.NET

戦後日本の住宅をテーマにした展覧会『戦後日本住宅伝説〜挑発する家・内省する家』が、7月5日から埼玉・北浦和埼玉県立近代美術館で開催される。

戦後に建てられた住宅のなかでも、特に戸建て住宅にフォーカスする同展。生活スタイルや工法、建築素材が変化し、急速に都市化が進む戦後日本で、人間の私的な居場所である住空間に対して、芸術性を視野に入れ、内部へ眼差しを向けるなど個々の建築家が行った多様な試みを、1950年代から国家的なイベントであった『日本万国博覧会』を経た1970年代までの作品を通して紹介する。

同展は、1953年に丹下健三が手掛けた『住居』に始まり、1976年に作られた伊東豊雄の『中野本町の家』や、同年に安藤忠雄が手掛けた『住吉の長屋』まで、16人の建築家による16件の住宅で構成。模型や写真、映像などが建築ごとに展示される。

会期中は、同展監修者の五十嵐太郎埼玉県立近代美術館館長・建畠晢の対談や、原広司西沢立衛の対談、同展に出展されている東孝光の『塔の家』、磯崎新『新宿ホワイトハウス』の現地見学会といった関連イベントが開催される。なお、同展は会期終了後、広島・広島市現代美術館、長野・松本市美術館、東京・八王子市夢美術館を巡回する予定。

http://www.cinra.net/news/20140528-sengonihonjutaku