Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「東松照明写真展 太陽へのラブレター」 | CURATORS TV

About the Exhibition
戦後日本の写真史に数々の重要な足跡を残し、「写真の巨人」と評される東松照明(とうまつ
しょうめい1930-)は、日本の戦後史の特徴をアメリカニゼーション(米国化)と捉え、1959年より全
国の米軍基地周辺を取材する。そして占領シリーズの最後の地として1969年に初めて沖縄を
訪れ<OKINAWA 沖縄 OKINA WA> (1969年)を制作した。しかし、沖縄の島々を取材する中
で、アメリカニゼーションを拒む強靭で良質な文化と遭遇し、その強烈なカルチャーショックが、
のちに名作<太陽の鉛筆>(1975年)へと結実する。
  以来、東松は現在まで42年間にわたり沖縄を見続け、戦後日本の写真界、とりわけ沖縄の写
真家に大きな影響を与えてきた。本展覧会では、沖縄に関する重要な写真シリーズから、2011
年に撮影された最新作まで240点を一堂に展示し、その写真思想に迫るものである。

About the Speaker
新里義和
沖縄県立博物館・美術館(主任学芸員
1961年那覇市生まれ、糸満市喜屋武在住。
85年琉大卒。95年同大学院修了。85年浦添
工業高校を皮切りに教諭として高校、中学で主
に美術を担当。真和志高校を写真甲子園
三度の全国優勝に導き、2008年沖縄タイム
ス教育賞を受賞。
2009年より沖縄県立博物館・美術館主任学芸員
(専門分野:写真、現代美術)
2009年「あなたを愛するときと憎むとき」展、
2010年RYAN GANDER展、
2011年 「東松照明と沖縄 太陽へのラブレター」展
2012年 「森山大道 何かへの旅」展
をキュレーション。
85年以降、作家としてもインスタレーション作品
にて個展、グループ展多数。

http://www.curatorstv.com/video/5001