Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

「thinking about dog's death #9」@art & river bank

2010.8.13 - 15
参加アーティスト:
a.s.
satoko kaneko
dub into art


チープなサスペンスでさえ、被害者の死の真相を究明することがなによりも供養になるという最低限の倫理をわきまえている。死の真相を伝えないまま、毎年繰り返される慰霊ほど、彼らを侮蔑するものはないだろう。彼らの死の真相を想うこと。dog's death という死の真相を。


会場 : 特定非営利活動法人 art & river bank
会期 : 2010年8月13日(金), 14日(土), 15日(日)
日時 : 17:00 - 21:00 ※13日, 14日 / 12:00 - 21:00 ※15日
※通常とは異なる時間での開催となります。ご注意ください。



トーク・イヴェント:
"art bivouac"

日時:8月15日 18:00〜
主催:a5

参加者:
井上文雄(CAMP)
杉田敦(美術批評)
辻憲行(キュレータ, 翻訳家)
崔敬華(キュレータ)

ビヴァークなのにCAMPも参加して、アートと戦後について自由にトークを行います。
※会期中、ギャラリー内カウンターはbar"川の家"として営業します。

http://www.art-and-river-bank.net/_site_jpn/exhibition/main.html
http://www.art-and-river-bank.net/

田中功起さんのツイッターより

田中功起 (kktnk) on Twitter

アポカリプト」を見る。ここのところ宇多丸さんのベスト圏内を見ている。これがオールタイムベスト。メルギブソンのこだわりがはんぱない。映画における共同作業がある種の限界を突破する瞬間。全編マヤ語撮影+エキストラのすべてが衣装が違う。隅々までよき仕事が宿る映画。

ある一定の職能をもったひとたちが一カ所に集められ共同作業をしなければならなくなる。個人作業が普通だから、エゴがどんどん出てくる。予想外に。トロントでは3人だった美容師を、9人集めることができての撮影を編集中。人間は果てしないなあ。

そうそう、グループ活動を推奨・推薦するならば、それを推奨する本人もグループ単位でなければならないんじゃないかな。結局個人の趣味趣向でグループ活動を支援・評価するんじゃ、「グループ」を評価する基準にその本人が満たされていない。

いまさらだけど、作者を解体するものは「グループ」やコラボレーションではない。「グループ」はそれ自体が作家性を帯びる。ピクサーしかり、ジブリしかり。コラボレーションは個人のよせあつめでしかない。

共同作業の可能性は、その都度不確かな要素の入り込む余地にこそあると思う。だから映画は面白い。監督がいくら思い撮りにやろうとしても大概はうまくいかない。監督の思い通りに撮れたからといっていいとはかぎらなかったり。

いや、そもそも監督の完成のイメージを忠実に再現しようとするやりかたはもはやあまり創造的ではない。なので不確かな偶然性の導きいれ、でさえも手法の範囲内であるとして、それも監督のイメージに収斂されるだろう。じゃあ、どうですればいいのかな。

      • -

「ローカルな関係を徹底的に展開して行った時に出て来たかたち」dot architects>「1995年以後」より

「毎回土地も違うし、政治的な力も違うし、クライアントも、プログラムも違う。それだけで十分なんだと。そういうスペシフィックなものをうまく取り込んで考えていけば面白いものができる」重松象平>「1995年以後」

先のふたつの引用あたりに制作の可能性があるように思う。要素間の再配置と現場の把握。個人の問題を越えて、どこか遠くに連れて行ってくれる可能性。うっとうしいぼくらの自意識を蹴飛ばしてくれる可能性。

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常軌を逸しているアマルフィ評を発見。このひと確実に頭おかしいのか?ますます見なくちゃアマルフィhttp://bit.ly/mbTbK

@moimura 「アマルフィ」見ました。とくに二回のブラックアウト、宇多丸さんの解説を聞いていたにもかかわらず驚かされました。それにしてもこんなものができてしまうこと事態が驚きです。この映画の中に日本における創造性の負の問題が象徴されているように思います。その意味でホラーでした

アマルフィ」おそらくこの映画を見て楽しんでしまった場合、自分の感覚はテレビ的なるものに染まっている。映画的な感覚になれているひとは、不可思議な組み合わせ、展開、編集目白押しなので、ある意味で感覚が揺さぶられる。この映画はいわばぼくらの感覚を試している。自己確認出来る意味で必見。

@moimura そうですね、当たりに行くのもいいですね。今日、ちょっと遠いけどもうひとつ別の日本のビデオ屋見つけたので、アマルフィももういちどちゃんと見てみます。これは勉強になる気がしてきた。カンフー少女も探してみよう。

http://twitter.com/kktnk


koki tanaka works
http://kktnk.com/

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091120#p6)

■[反面教師]「世界の亀山モデル」「“踊る”メガヒットの作り方」ほか
世界の亀山モデル - タマフルのファンサイト(仮) - livedoor Wiki(ウィキ)

世界の亀山モデル(せかいのかめやまもでる)

概要
フジテレビの映画プロデューサー、亀山千弘氏が「制作」としてクレジットされている映画の総称。
多額の制作費を費やし、大規模な宣伝が行われるテレビ局主導の作品を揶揄して使われる。

『少林少女』、『ザ・マジックアワー』、『アマルフィ 女神の報酬』 などが該当し、ザ・シネマハスラーでは酷評されていることが多い。

元来の「世界の亀山モデル」とは、三重県の亀山工場で生産していることをアピールしたシャープの液晶テレビAQUOS」のキャッチフレーズ。
大上段に構えたキャッチフレーズが、亀山プロデューサーの映画展開手法に通じるためか、番組内でしばしば揶揄として使われる。

http://wiki.livedoor.jp/tamafle954radio/d/%C0%A4%B3%A6%A4%CE%B5%B5%BB%B3%A5%E2%A5%C7%A5%EB


亀山千広 - Wikipedia

  • 1997年7月、自らも最終話に出演した『踊る大捜査線』のヒットで編成部に部長として復帰、2001年10月〜2003年6月には編成制作局長に。2002 FIFAワールドカップの日本vsロシア戦の放送権を引き当て、「神の手」ならぬ「亀の手」と呼ばれる。この試合はサッカー日本代表にとって2002 FIFAワールドカップ本戦での初勝利の試合となり、視聴率も平均66.1%、瞬間で81.9%を記録する歴史的なものとなった。
  • お台場冒険王2〜レインボーブリッジは封鎖するな!!〜』(2004年夏)では初イベントプロデューサー。
  • 2005年のフジテレビ映画事業は日本で一番の利益率を誇っており、全邦画興行収入の約30%を占める。この収入はフジテレビ全体の収入にも貢献しており、フジテレビは史上最高益を記録した。
  • フジテレビの一新入社員であった入社当時は映画『南極物語』のキャンペーンではタロとジロの世話係であったという苦労話を語っている。

T.R.Y.』(2003年公開)、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』)と『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』(2005年公開)を除き、2002年7月以降のフジテレビ製作映画は「製作」として関わっている。 映画事業局には、少数精鋭の企画プロデューサー(関口大輔、臼井裕詞)がおり、彼らが中心となって亀山の映画戦略を支えている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E5%B1%B1%E5%8D%83%E5%BA%83


◇ 映画プロデューサー 亀山 千広に聞く - L-Cruise - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/jidai/050721_kameyama1/
http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/jidai/050726_kameyama2/


◇ コラム:梶山 寿子氏「プロデューサーの発想法に学べ!」「得意な人に任せるのが、ヒットの要因」
フジテレビジョン執行役員常務 映画事業局長 亀山千広氏(上) - BizPlus
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/kajiyama.cfm?i=20070717d6000d6
◇ コラム:梶山 寿子氏「プロデューサーの発想法に学べ!」「『踊る大捜査線』でわかったヒットの法則」
フジテレビジョン執行役員常務 映画事業局長 亀山千広氏(下) - BizPlus
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/kajiyama.cfm?i=20070724d6000d6


◇ 亀山 千広---『映画人の映画の話』インタビューシリーズ - JCF学生映画祭---『映画人の映画の話』インタビューシリーズ
http://www.camnavi.net/jcfmovie/jcfmovie_7th/intv/7th/05/05_kameyama.html


■映画業界に明日はない、ヒット量産方程式の落とし穴 - 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/aeece750f5a6ad1c1620da51ac942325/


◇ VAP、「20世紀少年」最終章をBD/DVD化。3部作セットも - AV Watch
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091120_330440.html


◇ ヒットはテレビで作られる - 日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20091116/209803/

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>>>サタデーナイトラボ「町山智浩の邦画ハスラー!」 - ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(TBS RADIO)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091017#p2


>>>他者とか、外部とか、、、(宇多丸師匠の『ROOKIES―卒業―』評)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091022#p7


■「ゴミみたいな映画を観せられる観客は気の毒」審査委員長イニャリトゥ監督10分以上熱弁!【第22回東京国際映画祭】 - MSNムービー

 一方、イニャリトゥ監督は映画『イースタン・プレイ』に登場する「僕には立つ力はある。でも立ち上がった後、立ち続けるための支えがないんだ」というセリフを引用し、「現在の映画産業も同じように支えを失っている状況だと思う」とコメント。「ばく大な製作費をかけてゴミのような映画が作られる裏で、優れた映画は製作費も不足し、完成しても日の目を見るチャンスがほとんどない。一番、気の毒なのはゴミみたいな映画を観せられる観客だと思う」と鬼気迫る表情で、約10分近く映画業界に苦言を呈した。

 その上で、イニャリトゥ監督は「そうした危機的な状況において、国際映画祭という場は唯一のレジスタンス(抵抗運動)だと思う。『イースタン・プレイ』のような宝を見つけ出しても、それが世に出る機会がないのは非常に残念なこと。ぜひ東京国際映画祭には、優れた作品を広く認知させる役割をリードしてほしい」と語った。自身の監督デビュー作『アモーレス・ペロス』が9年前、第13回東京国際映画祭でグランプリと監督賞を受賞しているイニャリトゥ監督だけに、その言葉には非常に説得力があった。

http://topics.jp.msn.com/entertainment/movie/article.aspx?articleid=162797


◇ 日本の映画産業の未来を憂う、映画館「シネマライズ」の英断 - MovieWalker
http://news.walkerplus.com/2009/1114/13/

再録(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20100722#p14)

高橋ヨシキさんの怒り(その後)
はてなブックマーク - 『告白』するけど、本当にバッカじゃねえの? - Lucifer Rising
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/satan666/20100623/p1


◇ 『告白』するけど、本当にバッカじゃねえの? - Lucifer Rising

観ていてぐっとくるように感じるのは、これらのCMすべてが「人生の断片を切り取ったかのように」見えるからだ。ああ、人っていいな、生きてるっていいな、(コカ・コーラっていいな)、と思わせるために、周到に計算された映像が羅列される。

もちろん、その「ぐっとくる」感は錯覚だ。ここに写っている「さわやかな」人たちについて、ぼくは何も知らない。シチュエーションもわかったような気分にはなるが、本当は何が起きていて、どういう人たちがどういう関係を持って、何をしているのかわからない。スローモーションも多用されているが、それは文脈とは関係がない。なんとなく感動的な気分を盛り上げる「かっこいい映像」のためのツールでしかない。だって、どこの誰とも知らないどっかのくそモデル風情同士が、なんか笑いあってる映像が、普通の速度で映写されようがスローモーションになっていようが、そこに意味は見いだせないからだ。この CM群には、すべて「意味」がない。もちろん作り手はそこをよくわかっていて、「意味」を排した「印象」オンリーで勝負しているわけだ。撮影も(このころのこういう金のかかったCMはみんな35mmで撮影されている)、照明も、シチュエーションもアングルも、みんな「ドラマ」があるような「印象」を強烈にもたらすが、実際は何も語っていない。ほれぼれするようなプロフェッショナルの仕事である。


そして、これは「映画っぽい」。そんじょそこらの低予算映画では太刀打ちできないほどのプロダクション・バリュー(=予算かかってる感をもたらす映像のクオリティ)がここにはあるし、実際それはそうだ。今はわからないが、当時のCMは冗談ぬきで30秒の映像に億という金をかけており、このコーラのCMは有名俳優を使っていないからそのぶん予算が削減できたとは思うが、それでもゆうに劇場用映画が撮れる予算が投入されているのは間違いない。一本ごとにだ。

http://d.hatena.ne.jp/satan666/20100623/p1
コメント欄もかなり伸びてました。

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◇ TBS RADIO 放送後記 第125回(2009年8月29日) - ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

10時からの「ザ・シネマハスラー」は、ついに決着!
二十世紀少年<最終章>ぼくらの旗』。

当日鑑賞で当日論評、しかもどんなふうにケチョンケチョンにけなすのか?
という意味で、どうしてもイベント感が先に立ってしまいましたが、
何気にハスラー史上でも屈指のクオリティと鋭さを持つ評論だったのではないでしょうか。

原作『二十世紀少年』が持つねじれの正体、
フィクションの中での音楽の"過剰な"扱い方が孕む危険性など、
鋭い指摘がいくつもあります。

いずれにせよ、お疲れさまでした。

11時からの「サタデーナイト・ラボ」では渾身の特集。
「俺たちの敵はここにいた! コカコーラCM特集リターンズ!」  feat.コンバットRECさん。

現在発売中のDVD
「THE COCA-COLA TVCF CHRONICLES 2」が素晴らしい!
特に80年代後半〜90年代初頭までのヤンエグ(死語)たちが
キャッキャキャッキャしてる「I Feel Coke」シリーズが素晴らしく羨ましい!
仲間に入れて! ダメなら死ね!

そんな怨念や嫉妬の炎に中年ふたりが身を焦がす1時間(前編中編後編)。
異常です。

http://www.tbsradio.jp/utamaru/2009/08/125200929.html

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◇ 二日は徹夜で並んで踊る大捜査線見に行きます。 - AkiraGomi's Digitaland
http://gomidar.posterous.com/21233547
そして、世の中にはこういう人もいます。
何らかの手の込んだギャグではなく、
どうやら本気のようです。


◇ 「踊る3」は見ないでよろし。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20100708/p1
そして、こういう意見もあります。


◇ 『踊る大捜査線 THE MOVIE3』の見所を紹介するよ! - 俺の邪悪なメモ
http://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100707/p1
相変わらずのようです。


※参考→http://togetter.com/li/34325
   →http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/34325

ウチダバブルの崩壊 - 内田樹の研究室

ずいぶん以前から、新規出版企画は全部断っているのである。
にもかかわらずこれだけ大量の企画が同時進行しているのは、編集者たちの「泣き落し」と「コネ圧力」に屈したためである。
彼らだって、べつに私を「バブル」状態に追い詰めて、どんどんクオリティを下げて、読者に飽きられて、「歴史のゴミ箱」に投じられることを願って、泣き落としているわけではあるまい。
ひとりひとりはまごうかたなく善意なのである。
「よい本」を「いま読まれるべき本」を(そして「できれば利益のあがる本」を)出したいとつよく念じておられるのである。
編集者としては当然のことだ。
しかし、その「善意」も数が揃うと、「バブル」になる。

http://blog.tatsuru.com/2010/08/13_0928.php


ブックファースト・遠藤店長の心に残った本||池上彰「伝える力」 - 一個人

いま書店界で一番話題なのが、

いつ「池上バブル」が弾けるかということです。

最近の書店バブルに「茂木バブル」「勝間バブル」があります。

書店の中の、新刊台やらランキング台やらフェア台やら

いたるところに露出を増やし、その露出がゆえに書店員にあきられ、

また出版点数が多いためにお客さんに選択ばかりを強い、

結果弾けて身の丈に戻っていくのが書店「バブル」です。

「茂木バブル」は出版点数が増えるにつれて1冊1冊のつくりが

スピード重視で雑になり、文字の大きさが大きくなり、

内容が薄くなってきて、でもそれに対して書店での露出は増え、

そして点数が多いことでお客さんが何を買っていいか分からなくなり、

バブルが弾けました。

「勝間バブル」ははじめの切れ味のいい論旨が、

出版点数を重ねるにつれて人生論や精神論のワールドに入り、

途中「結局、女はキレイが勝ち。」などどう売ったらいいか書店界が

困る迷走の末、対談のような企画ものが増え、

結果飽和状態になり、弾けました。

つまり質を落とし消費しつくされて、

著者本人にまで蝕んでいくことは、悲しくなります。

著者もそれが分からなくなってしまうほど、

「売れる」というのは怖い世界なのかも知れません。

http://www.ikkojin.net/blog/blog6/post-2.html
http://www.ikkojin.net/blog/blog6/

今年に入って、Phase Oneから営業メールが届くようになりましたが、、、

◎ Phase One
http://www.phaseone.com/
http://www.phaseone.com/?sc_lang=ja-JP
こうした機材を必要としそうな人物に
無差別に送ってるんでしょうか?
そういえば、シャルル・フレジェ(http://www.charlesfreger.com/)は、
フェーズワン645DF(645AF?)を使っているようです。


◇ Vidéo : Après "Empire", Charles Fréger photographie les élèves jockeys de Deauville - Culturebox
http://culturebox.france3.fr/all/22372/apres-empire-charles-freger-photographie-les-eleves-jockeys-de-deauville#/all/22372/apres-empire-charles-freger-photographie-les-eleves-jockeys-de-deauville

EOS ART BOOKS

http://www.eosartbooks.com/

イオスアートブックスは美術洋書の専門店です。

1992年の創業以来、欧米の現代美術を中心に、美術/芸術系大学の図書館や研究室、美術館等に図書、資料を納入すると共に、60?70年代の展覧会カタログやエフェメラ類を収集し、専門の研究者の方々に紹介してまいりました。

2006年春に、事務所兼ショップという形で新たなスペースを設けました。
お越しいただく時には、事前にお電話あるいはメールにてご確認いただければ幸いです。

http://www.eosartbooks.com/aboutEOS.html

電話: 03-3397-1314
ファックス: 03-3397-1318
Eメール: info@eosartbooks.com
住所: 〒167-0041 東京都杉並区善福寺 1-3-3 ラルゴ108、1F



お越しいただく際には、事前にお電話あるいはメールにてご確認お願いします。

http://www.eosartbooks.com/contactus.html


◇ news| October 1, 2007 - EOS ART BOOKS

・ イオス・アートブックス レクチャー #1

「境界線上の美術 セス・ジーゲローブと編集の政治学
 講師:林道郎氏(上智大学比較文化学部教授)
 日時:2007年 9月12日(水)19:00?21:00

 1960年代末のNYで活動したギャラリスト、セス・ジーゲローブ(Seth Siegelaub, b.1942)は、ミニマリズムコンセプチュアル・アートの動向を語る上で欠かせない存在である。彼の活動の面白さは、作品を流通させる手段として、ギャラリーでの展覧会以上に出版物という形態を戦略的に利用したことにある。たとえば68年の「ゼロックス・ブック《では、カール・アンドレ、ロバート・モリス、ダグラス・ヒューブラーなどの作家にそれぞれ25ページずつ与え、「ゼロックス機を用いること《を唯一の制約として自由に作品を発表させた。彼はいわば紙面上で展覧会を開いたのであり、その試みは、コピーという手軽かつ安価な手段を用いれ ば一度に多くの観客に作品をとどけうるという可能性を示すことによって、資本主義社会におけるアートの位置づけを問い直す意図を持っていた。この問いは、70年までに出版される数冊の書物において、さまざまな形で展開されることになる。その現物を実際に見ながら、これまであまり紹介されることのなかったジーゲローブの活動を、林道郎氏のレクチャーを手がかりに考えていきたい。
(レクチャー案内より転載)

http://www.eosartbooks.com/lecture/200709.html

「ノー・マンズ・ランド」@フランス大使館についてのステートメント(600字) ※2010年1月

■存在あるいは不在によって、不在あるいは存在を想起させること。
■ただ静止してそこにあるという、点としての時間を仮構することで、逆に時間的経験に厚みをもたせること。
■事物、そして空間を捉えながらも、それを固定しないこと。
■空間の限定が、空間を伸縮させ、フレームを振動させること。
■肌理、染み、痕跡への視触覚的な注視を導くこと。
■指呼的なまなざしにランダムな動きをもたらし、事物と事物のあいだを意識させること。
■偶然の知覚を偶有的なものとすること。
■現実への漸近によって、現実感覚および視覚の位階構造を組み替えること。
■それぞれの写真が、相互陥入的なネットワークをかたちづくること。
■速度への意志を保ちながらも、簡便な速さよりもむしろ遅さと事後的経験に重きを置くこと。
■それを見たという経験が記憶に埋め込まれ、かつてあった記憶、いまここの記憶、いつかどこかの記憶へとフィードバックすること。
ジョセフ・ベルモン氏、菊竹清訓氏をはじめ、設計と建設に携わったすべての人々への敬意を失わないこと。
>>>http://d.hatena.ne.jp/n-291/20140407#p4
>>>http://f.hatena.ne.jp/n-291/materials%20%5Bitw%5D/
>>>http://www.nobuhiro-fukui.com/



La déclaration au sujet de la "No Man’s Land @ L’ambassade de France au Japon"

¶ Par la présence ou l'absence, rappeler l'absence ou la présense.
¶ Considérer le temps comme un point, simplement là, immobile, pour au contraire donner plus d'épaisseur à l'expérience temporelle.
¶ Percevoir les choses et l'espace, mais sans les figer.
¶ La limitation de l'espace rétrécit l'espace et fait vibrer le cadre.
¶ Attirer l'attention visuelle et tactile sur la texture, lestaches, les traces.
¶ Donner un mouvement aléatoire au regard interpellateur, pour faire prendre conscience de l'intervalle entre les choses.
¶ Considérer comme accidentelles les perceptions dues au hasard.
¶ À cause de l'asymptote de la réalité, intervertir les liens de primauté entre la perception de la réalité et la vision.
¶ Former, avec les différentes photographies, un réseau de mise en abyme mutuelle.
¶ Rechercher la vitesse, mais en préférant à la rapidité facile, la lenteur et l'expérience a posteriori.
¶ Nourrir de l'expériencede la vision d'une chose, inscrite en nous, la mémoire passée, la mémoire présente et la mémoire d'un jour à venir, quelque part.
¶ Ne pas oublier le respect dû à Joseph Belmont et Kiyonori Kikutake, ainsi qu'à tous ceux qui ont participé à la conception et à la construction.
>>>http://d.hatena.ne.jp/n-291/20140407#p4
>>>http://f.hatena.ne.jp/n-291/materials%20%5Bitw%5D/
>>>http://www.nobuhiro-fukui.com/


Nobuhiro Fukui
Janvier (January), 2010


(*Sorry, Japanese and French only)

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◇ 『NO MAN'S LAND 創造と破壊@フランス大使館』(フランス大使館 編 アシェット婦人画報社
http://www.amazon.co.jp/dp/4573021159