しょっぱなから話を広げるけど、思うに、現役世代が高齢者を支える国民年金制度なんてのも、発想はマルチすれすれだったのではないのか。医学が普通に発展すれば平均寿命は絶対延びていくし、狭い日本でいつまでも出生率が上がり続けるわきゃないというのも、考えるまでも無い気がするのだが。
企業の年功序列賃金も、マルチ並みの発想だろう。業績が右肩上がりで会社の規模が拡大していき、どんどん新人が入社するときは良いけど、横ばいになって人件費が増やせなくなった瞬間に破綻…とまではいかなくとも、同じ数の人間がそれまでより成績を上げ続けることを強いられるばかげた制度ではなかったのか。