◇ 『テレビゲーム[電子遊戯大全]』という本。- フクヘン。雑誌ブルータス副編集長、鈴木芳雄のブログ
1988年にこんなスゴい本が出ていたという話を書く。
テレビゲーム・ミュージアム・プロジェクト編『テレビゲーム[電子遊戯大全]』。
どこが、スゴいのかって?
それは紙の本でハイパーテキストリンク構造をやってのけたことだ。
http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=384
就職して最初の職場(U12雑誌関連)には、もちろん当然のように所蔵されてました。
個人的には田尻智さん(before ポケモン)の印象が強い本です。発売はグラIIの頃。。。
◇ ビデオゲーム関連文献リスト
テレビゲーム 電視遊戯大全 TV-GAMES
1988年5月 3500円
テレビゲーム・ミュージアム・プロジェクト編 UPU
バインダー形式で本が3段に分かれていて、それぞれがトピック、ゲーム会社・ゲーム製作者、ゲームタイトルの事典になっている。それぞれの段を読みながら他の段の関連事項を開けるというハイパーリンク的な読み方ができる凝った作り。日本のみならず米国の古典的なゲームタイトル(カラーの画面写真付き)・ゲーム会社(所在地付き)・ゲームクリエイター(顔写真付き)が多数紹介されているのが特徴。スーパーファミコン登場以前にこれだけの内容の本が出版されていたことは驚嘆に値する。きわめて資料性が高い、空前絶後のビデオゲーム・エンサイクロペディア。
主なインタビュー:アコレイド社、アクティビジョン社、ノラン・ブッシュネル、ダグラス・カールストン、スティーブ・カートライト、エレクトロニック・アーツ社、遠藤雅伸、デビッド・フォックス、フリーフォール・アソシエイツ、堀井雄二、アイレム社開発スタッフ、岩谷徹、君島正、ティモシー・リアリー、ラッセル・ライブリッチ、エド・ログ、アラン・ミラー、三辻富貴朗、宮本茂、ポール・マレイ、中島英行、中村光一、今西紘史、西角友宏、坂村健、沢野和則、ストラテジック・シミュレーションズ社、すぎやまこういち、ビル・ウィリアムズ
主な寄稿者:浅田彰、石原恒和、糸井重里、岩井俊雄、香山リカ、今野裕一、桝山寛、三浦明彦、桃野隆夫、野々村文宏、坂根厳夫、志賀隆生、武邑光裕、田尻智
主な執筆者:桝山寛、田尻智、石原恒和、森川倖
ゲームの歴史、年表、系統樹、用語集あり。
http://www.intara.net/book/
改めて考えてみると、すごい顔ぶれです。
◇ テレビゲーム 電視遊戯大全 - ゲーム本大全
制作の実情や、ユーザーに対する想いなど
クリエイター一人ひとりのゲームに対する思想が見える、濃いインタビュー記事。
ノラン・ブッシュネル、スティーブ・カートライトをはじめ
遠藤雅伸、岩谷徹、宮本茂、中村光一、田尻智など、面子も文句なし。
http://www.h6.dion.ne.jp/~le9/book/b1.html
http://www.h6.dion.ne.jp/~le9/book/
◇ YouTube - 田尻智ゲームコレクション(1/2) (2/2)
http://jp.youtube.com/watch?v=NCwmCUo5DgQ
http://jp.youtube.com/watch?v=oDnwbvVKoKY
◇ 遠藤雅伸ゼビウスセミナー
http://jp.youtube.com/watch?v=MaDaunzjUr8
テレビゲーム・ミュージアム・プロジェクト関連(だったかと)。
もともとは2時間番組だったと記憶しています。
糸井重里さんがファミスタやりながら語ったりとか、
すぎやまこういちさんがドラクエの作曲について語ったりとか。
あと、アタリとかアミーガとかマッキントッシュのゲームとか。
ハビタット(http://d.hatena.ne.jp/n-291/20070823#p3)も
最先端のゲームとして紹介されていたように思います。