Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

Rineke Dijkstra(リネケ・ダイクストラ)からのERIC(ジョン・ワイサン)が Martin Parr(マーティン・パー)へのCandice Breitz(キャンディス・ブレイツ)の?か?*1

◇ Rineke Dijkstra(リネケ・ダイクストラ)関連
http://www.artnet.com/Artists/ArtistHomePage.aspx?artist_id=5260&page_tab=Artworks_for_sale
http://www.amazon.co.jp/Rineke-Dijkstra-Beach-Portraits/dp/097024522X
http://pastexhibitions.guggenheim.org/moving_pictures/highlights_11a.html
http://www.guggenheim.org/new-york/collections/collection-online/show-list/artist/d/?search=Rineke%20Dijkstra
http://www.ac-amiens.fr/pedagogie/arts_plastiques/capes05/capesartap23e.htm


2001年に、「蓄積と未来」というRineke Dijkstra(リネケ・ダイクストラ)にそっくりの作品で
公募展「コニカ フォト・プレミオ」の大賞を獲得したエリックさん(鍾偉燊 Chung Wai Sun ジョン・ワイ・サン)。
そのRineke Dijkstra(リネケ・ダイクストラ)に触発されて制作されたのかもしれないシリーズはさておき、
現在の作品──Martin Parr(マーティン・パー)の影響が色濃いとか、
Martin Parr(マーティン・パー)のやっていることのごく一部分だけしかやってない
とも言われている──は、けっこう好きです。
写真集も発売してすぐに(2005年?)買いましたし。


なぜエリックさんの現在の作品に興味を持ったのか、いま改めて考えてみると、
もともと私はGarry Winogrand(ゲイリー・ウィノグランド)に代表されるようなスナップ写真が好きだということに加えて、
エリックさんの写真から感じ取れるCandice Breitz(キャンディス・ブレイツ)の作品にも通じる部分
(下記タカザワケンジさんの展評参照。もちろんキャンディス・ブレイツのほうが、もっとレンジの広い作品だと思いますが)
に、反応したということなのかもしれません。


◇ 「05.22. 車窓」papery 前田恭二 - off the gallery ※2002年

 2001年度「コニカ フォト・プレミオ年度賞」が決まった、というリリースを見る。大賞は香港生まれのジョン・ワイ・サンという方(漢字が出ないので、ここではカタカナ表記)。展示は見ていないが、リネカ・ダイクストラの海辺のポートレートを思わせる作品写真が添えられていた。特別賞2本はたまたま見ていたが、そのうち田村俊介氏「RUN ACROSS」は、電車からの追い写し。じつは最近、偶然ながら車窓からの写真のことをすこし考えていた。この項は以下、そちらに横滑りしてしまうわけだが、ひとつはカメラメーカーの2002年カレンダーのために制作された高梨豊作品。写真家本人が付記しているとおり、列車は暗箱としてとらえられている。そこに映じる風景を複写するのが風景写真というわけで、つまりは風景写真の起源への旅という意味合いがある。もうひとつは、昨年だったか、青山のギャラリー・アートスペースで見た小林のりお作品。こちらはなんと新幹線の窓からの追い写し。むろんデジタル写真なので、その軽やかな質感のうちに、車窓の映像は流れ去ってゆく。こちらは風景の終焉という印象・・・車窓の写真は、「風景」のありようを映し出すところがある。

http://pg-web.net/off_the_gallery/papery/2002/05May.html#shasou


◇ 「12.09. どこでも」papery 前田恭二 - off the gallery ※2004年

 エリック『everywhere』(11月1日、ビジュアルアーツ発行)。第2回ビジュアルアーツフォトアワード出身者部門の大賞を受賞し、初の写真集刊行となったようである。この香港出身の若き写真家に対しては、一方で元気があっていいよねという称賛があり、他方ではマーティン・パーに似ているとか1980年代の日本でも日中ストロボははやっていたとか、あるいはここでも一度触れたかどうか、リネケ・ダイクストラのビーチ・ポートレートを思い出させる作品がある、といったことも気にはなる。むろん、どうあれ話題になるだけの勢いがあるということには説得されるわけだが、この写真集のタイトル「everywhere」は前者の見解、つまりどこにでも行ける元気さを自任しているニュアンスがある。だとすれば唐突な比較ではあるけれど、不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹が「イツデモドコデモダレトデモ」と標榜しながら繰り広げる活動も幾らか思い併せられてもよいのかもしれない。

http://www.pg-web.net/off_the_gallery/papery/2004/12Dec.html#dokodemo


◇ エリック - リクルートの2つのギャラリー ガーディアン・ガーデン アーティストファイル
http://rcc.recruit.co.jp/gg/artistfile/photo/000155/index.html


◇ 第19回 写真『ひとつぼ展リクルートの2つのギャラリー

CHUNG WAISUN(ERIC)

審査員名
青葉益輝(アートディレクター)
浅葉克己(アートディレクター)
飯沢耕太郎(写真評論家)
上田義彦(ゲスト審査員/写真家)
土田ヒロミ(ゲスト審査員/写真家)
平木収(写真評論家)
大迫修三(クリエイションギャラリーG8)
50音順・敬称略

http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_hit_ph_200204/gg_hit_ph_200204.html


◇ eric「everywhere」- Visual Arts Photo Award 2004
http://www.vaphotoaward.com/vapa2004_j2.html


>>>田村俊介くん(http://homepage.mac.com/shunsuketamura/)のアイロニー

以下、私が写真を始めて間もないころの記憶をたどって昔の田村俊介くんのブログを検索。
勝手な解釈かもしれませんし、見当違いかもしれませんが、
なぜ田村くんが例の「モザリナ」という作品を制作したのかが、
なんとなくわかるような気がしました。


◇「パクリ パク 写真による台頭計画」のキャッシュ

今日渋谷のパルコのロゴスにパクリネタを探しに行ったのだけれど、
写真集を全部見る気にもなれず、いいネタもみつからず。
全然有名じゃないのをパクると、ほんとにパクリになっちゃうし、
塩梅が難しい。海外サイトとかだといいネタたくさんあるんだけれど。
ああ、パロディっていうんだろうか。そういうことだろうか。
そしてパルコで偶然Mっぺ発見。
「海外作家のパクって公募とかに出そうと思うんだけど、なんかいいのない?」
「なんでパクるの?」
「面白く無い?」
「全然面白く無い!」
うーんほんとにこっそりパクるんだと思われたのだろうか。
面白いと思うんだけれどなあ。

若手写真WEBリンク集。昨日から制作中です。
まだ制作中ですがこちらからどうぞ。
小林のりおさんのサイトには大量の写真撮りへのリンクがあったのだけれど、
いつしかリンクページが無くなり、それにともなってか、いくつかのサイトでもリンクページが
無くなっていることに気がつきました。
その代わりというわけでは無いのですが、
写真に興味を持ち始めた方がもしこのページを見てくれたとしたら、
写真撮りのWEBへのリンク集があれば、より写真に興味を持ってもらえることもあるかもしれないとの思いです。


パクリ写真による台頭計画。
海外で評判を得ている個性的、あるいは特殊な手法による写真をパクって、
有名公募などに応募する計画を思い付きました。実際パクっているかは不明だけれど、
形としては海外ですでに有名な作品とかぶっている公募受賞作は多い。
「審査員はそんなの知らないんだよ説」と、
「知っている上で選考しているんだ説」とがあるけれど、
実際はグレーゾーン。
さっそく今日新宿のブックファーストに行って写真集からパクるネタを探そうとするも、
ルミネ2の4階は改装中で断念。
なにかいいパクリネタがあったら教えてください。

http://72.14.235.104/search?q=cache:C72TD5rLHkQJ:homepage.mac.com/shunsuketamura/diary.html+%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%80%80%E3%83%91%E3%82%AF%E3%80%80%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8F%B0%E9%A0%AD%E8%A8%88%E7%94%BB&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp&ie=UTF-8&inlang=ja
※TAMURA'S PHOTOS [diary]http://homepage.mac.com/shunsuketamura/diary.html


◇「エリックは先生 マーティン・パー パクり」のキャッシュ

こちらはもちろんビジュアルアーツの学生多数。

エリックは先生をしているのですが、そのカリスマ性とキャラから、

学生に大人気のようでした。

そして竹内万里子さんて美人さんだったんですね、、、。

エリックはマーティン・パーが大好きで、まねして撮ってるんだけど、

トークショーでは、

「パクりパクり言うけど、まねしようと思って撮っても、まったく同じにはならない。」

みたいなこと言ってた。

朝5時まで作ってたというエリックのお手製カレーが振る舞われました。

僕が昔人から聞いた話では、エリックは写真を撮って文句を言われると、

「ワレがカメラの前に入って来たんじゃろがボケ!」

と言うかはわからないけど、大阪弁で逆切れを演じて退散させるという話だったのですが、

文句を言われたら、その写真は発表しないようにしているとトークショーで言ってました。

そういう写真を使うのは、自分としても気分のいいものではないからと。

それを聞いて、またエリックに対する印象が少し変わりました。

http://cache.yahoofs.jp/search/cache?p=%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AF%E5%85%88%E7%94%9F%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC+%E3%83%91%E3%82%AF%E3%82%8A&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt&u=homepage.mac.com/shunsuketamura/diary/0412.html&w=%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%81%AF+%E5%85%88%E7%94%9F+%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3+%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3+%E3%83%91%E3%83%BC+%E3%83%91%E3%82%AF+%E3%82%8A&d=QIAbSkfiR33_&icp=1&.intl=jp
※TAMURA'S PHOTOS [diary]http://homepage.mac.com/shunsuketamura/diary/0412.html


あと、こちらもどうぞ。
◇ TAMURA’S PHOTOS [DIARY] - タムタム死ス

■今日のネタかぶり

小林和彦さん

http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/0503_shinjyuku-1.htm

橋本典久さん

http://zeroworks.jp/artworks/5_0mm/index-j.html

橋本さんの作品は知っていたので、ニコンのサイトで小林さんのを知ったとき、

ぜひ見に行こうと思っていたのに、うっかり見過ごしました。

8日現在のニコンサロンはこちら↓

http://d.hatena.ne.jp/ichikouemoto/20050308


■[写真]個性ということについて例えばAさんとBさんが普通とは違った技法で作品を作ったとして、たまたま似た技法を採用したことで、同じような作品になったとして、ある人が先にAさんの作品を見たことがあって、それからある日Bさんの作品を見た時に、「こんなの見たことあるよ。」って言ってBさんの作品を切り捨ててしまうことがあると思う。もしくはどっちが先に制作していたのか調べて、後の方を切り捨てることの方が普通かもしれない。でもどちらも普通の作品に比べ、個性的であると思うんだけれどどうだろう。

■[写真]でーきたっ。


http://d.hatena.ne.jp/shunsuketamura/20050309

http://d.hatena.ne.jp/n-291/20070315#p5


◇ ERIC写真展 「everywhere」(ビジュアルアーツギャラリー東京) - scannersブログ(タカザワケンジ)

 くだくだしい事情はともかく、ERICの写真は単純にして明快。見ればその面白さを感じていただけることと思う。

 すべてカラー。撮影はマミヤ7で行われている。メッツの大型ストロボを装着して、日中でストロボを焚いてスナップする。方法論も単純明快である。

 作品を見た人は、英国の写真家マーティン・パーの作品を思い出すかもしれない。たしかに、パーも同じ手法(中判カメラ+日中シンクロ)を使っているので、ERICの作品をパーのエピゴーネンと見る向きもあるだろう。しかし、それはちょっと違うと思う。パーの作品に込められた英国人風の皮肉な視線、底意地の悪いユーモア(それは、むろん作品の魅力である)がERICの作品には感じられない。

 ERICはその若さを生かして、中判カメラを35ミリカメラのように街中に持ち出し、身体と一体化したような身軽さでスナップする。パーの作品が被写体に対して批評性を持ち、一歩引いたクールさを感じさせるのに比べ、ERICの作品には被写体のインサイドに入る軽快さがある。

 しかし、パーの「批評性」がなければ、それはパーの形骸ではないかという批判もあるかもしれない。なるほど、パーの作家としての成熟した視点に比べれれば、ERICの視線はまだ途上である。しかし、ERICがカメラ片手にエネルギッシュに世界各国を訪れ、そこで撮影したスナップショットを一堂に会したときに、ある不思議な世界が生まれていることは間違いない。それは、彼にとって世界が「同質」であるという視線だ。

 写真展と写真集のタイトルは「everywhere」だが、個人的にはむしろ「around the world」という印象だ。世界を一巡りしてなお、ERICはそれぞれの土地に生きる人たちの「同質性」に注目している。インド人も沖縄の人も、ブラジルの人もエジプトの人も、同じ「人間」である。

http://blog.livedoor.jp/scanners_photo/archives/10338394.html

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>>>Candice Breitz KING (A Portrait of Michael Jackson)
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060220#p4


>>>YouTubeのキャンディス・ブレイツ
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080326#p5