この対話は1930年、アインシュタインのベルリン・カプートの別荘で行われたもの。
タゴール:「この世界は人間の世界です。世界についての科学理論も所詮は科学者の見方にすぎません。」
アインシュタイン:「しかし、真理は人間とは無関係に存在するものではないでしょうか? たとえば、私が見ていなくても、月は確かにあるのです。」
タゴール:「それはその通りです。しかし、月は、あなたの意識になくても、他の人間の意識にはあるのです。人間の意識の中にしか月が存在しないことは同じです。」
アインシュタイン:「私は人間を越えた客観性が存在すると信じます。ピタゴラスの定理は、人間の存在とは関係なく存在する真実です。」
タゴール:「しかし、科学は月も無数の原子がえがく現象であることを証明したではありませんか。あの天体に光と闇の神秘を見るのか、それとも、無数の原子を見るのか。 もし、人間の意識が、月だと感じなくなれば、それは月ではなくなるのです。」
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◇ Am Waldrand 15 14548 Caputh, Germany Einstein sommerhaus - Google マップ
http://maps.google.co.jp/maps?q=Am%20Waldrand%2015%2014548%20Caputh%2C%20Germany%20Einstein%20sommerhaus&lr=lang_ja&oe=utf-8&rls=
◇ 【2005年 5月 23日現在】E=mc² アインシュタイン・ハウス再公開 - 地球の歩き方ホームページ
相対性理論(E=mc²)の発表から100周年、同時に没後50周年にあたる2005年は「アインシュタイン・イヤー」。その記念年のハイライトのひとつでもある「アインシュタイン・ハウス」の長年にわたる修復作業がついに終了し、このほど再公開の運びとなりました。
ポツダム近郊のカプート(Caputh)にある、この「アインシュタイン・ハウス」は、建築家ヴァクスマンの手により1929年に完成。それ以降、アインシュタインがナチス・ドイツを逃れて米国に移住する1933年までの間、夏の別荘として使われたもので、氏ゆかりの場所としては、ヨーロッパでももはやここ一箇所しか残されていないという、たいへん貴重な建造物。
http://www.arukikata.co.jp/news/tokuhain/c2839.html
◇ アインシュタインの科学と生涯 - Albert Einstein's science and life
http://homepage2.nifty.com/einstein/contents/relativity/contents/relativity.html
◇ アインシュタインの生涯と冒険 - さうすウェーブ
http://www.southwave.co.jp/swave/ediget/einstein/index.html
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◇ 吉野朔実『ECCENTRICS (2)』(小学館文庫)
http://www.amazon.co.jp/dp/4091913989
短編「カプートの別荘へおいで」所収とのこと。