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ユーザーイリュージョン - 紀伊國屋書店BookWeb

ユーザーイリュージョン イシキトイウゲンソウ
ユーザーイリュージョン―意識という幻想
原書名:The User Illusion:Cutting Consciousness Down to Size(Norretranders,Tor)

ノーレットランダーシュ,トール【著】〈Norretranders,Tor〉 柴田 裕之【訳】
紀伊国屋書店 (2002/08/31 出版)

566p / 19cm / B6判
ISBN: 9784314009249
NDC分類: 141.2

マクスウェルの魔物の話からエントロピー情報理論、心理学・生理学、複雑系の概念までも駆使して「意識」という存在の欺瞞性を暴いたデンマークのベストセラー、待望の邦訳。

第1部 計算(マックスウェルの魔物;情報の処分;無限のアルゴリズム;複雑性の深さ)
第2部 コミュニケーション(会話の木;意識の帯域幅;心理学界の原子爆弾;内からの眺め)
第3部 意識(〇・五秒の遅れ;マックスウェルの「自分」;ユーザーイリュージョン;意識の起源)
第4部 平静(無の内側;カオスの縁で;非線形の線;崇高なるもの)
意識は0.5秒遅れてやってくる。

意識は過大評価されてきた。意識は自分が行動を制御していると感じているが、それは錯覚だった。人間生活の中で意識が多大な役割を担うというのは幻想だったのだ。
本書は、マクスウェルの魔物の話からエントロピー、情報、コミュニケーション理論、心理学、複雑系までの最新の科学の成果までを駆使し、人間の心に迫り、意識という存在の欺瞞性を暴いた力作。
10/6毎日新聞に書評掲載。「この本は多くの分野から各種の資料を博引旁証し、領域を超えて新しい知見を関連づけている。」張競明治大学教授。


本書に寄せられた賛辞から
「意識というものをしっかり説明してくれる本が、ついに登場した。しかも、これがまた卓越したストーリーになっているのだ。
洗練された文体で優美に綴られ、ユーモアと知性に満ち溢れている。
そこに示された心と魂の探求の旅を終えたときには、読者は意識の観念を根底から覆されていることだろう。
意識についての書物をただ一冊だけ読むとすれば、本書をおいてほかにない」
      --ジョン・L・キャスティ(「パラダイムの迷宮−−科学の鏡に映る実像と虚像」の著者)

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