◇ 純文学は映画化されない - 猫を償うに猫をもってせよ
で、正直言いましてちょっとにまにましてしまったのですが、よく考えたら、純文学ってあまり映画化されないのです。まあ角田光代や桐野夏生は純文学かどうか、とかありますが、遡って調べてみたら、劇場公開された、となるとこんな感じ。
だいたいがこんなもんですから、確かに一作だけというのは珍しいがないことではない。あと『センセイの鞄』はドラマ化だし、佐伯一麦『一輪』のVシネマ化(『F.ヘルス嬢日記』)とかあるが、内向の世代なんか総がかりでも一つもないんじゃないかと思う。(付記)古井由吉の『櫛の火』と『杳子』は70年代にあった。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20100130
◇ 小谷野敦 (tonton1965) on Twitter
http://twitter.com/tonton1965