Public/image.にゆかりのある様々なクリエイター、編集者、ライターなどがコントリビューターとなり、世界各地から旬なクリエイティブ情報を届けてくれる「WORLD CULTURE REPORT」。
今回は、アートとテクノロジーに関するカンファレンスや展覧会などが開催された「ISEA2010(International Symposium on Electronic Art)」に参加した平川紀道氏が、現地ドイツ・ドルトムントで気になった展示作品について、レポートしてくれました。
Text:平川紀道
今夏、ドイツの工業都市ドルトムントで開催された「TRUST」というタイトルの展覧会に、日本からの招待作家である三上晴子氏のサポートとして参加した。総勢14名のアーティストが世界中から招待されたこの展覧会は、電子美術という枠を確かに意識しながらも、テクノロジーや理論といったものからの束縛を巧妙に逃れた作品が集まった、興味深い展覧会であった。