Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

日本映画の〔映像/音〕はなぜ〔汚い/聞き取り〕にくいのか?

◇ 日本映画の映像はなぜ汚いか?:映画関係論 - 映画製作現場の裏側

ちょっと過激なタイトルを付けましたが、結論から言うと実は邦画の映像が汚いわけではありません。
映画の画質は、様々な要因によって決まるのですが、日本のカメラマン、監督、制作チームは、自分たちで満足のいく映像を作り出しているのです。
それなのにおおくの人が邦画の画質が悪いと感じるのは何故なのでしょう?
その不思議を解明するのが今回のテーマです。

http://filmmania.blog.so-net.ne.jp/2009-07-12


◇ 日本映画の音はなぜ聞き取りにくいのか?:映画関係論 - 映画製作現場の裏側

「日本映画の映像はなぜ汚いのか?」の回は、非常におおくのアクセスをいただきました。邦画の画質の悪さを気になっている方が結構いるんだなあと改めて思い私の訴えが伝わったようで嬉しくなりました。皆さんの不満をできるだけ劇場の方や制作者に伝えてください。こういう小さな声がいつか邦画界を変える力になっていくのです。


さて、今回はご依頼のあった映画の「音」についてお話しましょう。映像ほど難しくないのでおつきあいください。


皆さんは、映画の音響についてどのくらいご存知でしょうか?たぶん聞こえているからそれでいいと思っていると思います。しかし、映画の音響は奥深いのです。
そもそも昔の映画には音がありませんでした。サイレント映画と呼ばれていた時代のことです。その頃は映画館では映像にあわせて音楽を流すか、弁士と呼ばれる人がマイクでストーリーを説明していたのです。
その後、録音技術が発達し、ついに映像と音が一緒に上映される時代が来ました。これはトーキーと呼ばれ、たくさんのお客さんが劇場に集まり音の出る映画を楽しんだのです。それから100年近くが経ち、現在では立体音響が主流となっています。

http://filmmania.blog.so-net.ne.jp/2009-09-05