《水泡(みなわ)は創られる》
"Form Is Created"
1953年
画像構成=福島秀子,音楽=福島和夫
《試験飛行家W・S氏の眼の冒険》
"Adventures of the Eyes of Mr. W.S., a Test Pilot"
1953年
画像構成=山口勝弘,音楽=鈴木博義
《見知らぬ世界の話》
"Another World"
1953年
画像構成=北代省三,音楽=鈴木博義,湯浅譲二,脚色:武満徹
オートスライドといわれるスライド画像と音とを同期させることができる機械を使った作品は,1953年9月に行なわれた第5回発表会で発表され,彼/彼女らの代表作として知られる.この機械は,当時市販される前の試作品を『アサヒグラフ』編集長の飯沢匡が現在の株式会社ソニーの前身,東京通信工業から借り受け,彼らに作品制作の試みを持ちかけた.当時の機材は残念ながら現存しない.音とナレーションを収録したテープに印をつけ,その信号によってスライド画像が転換する.実際の作品制作は,まず映像の進行を絵コンテによって考え,それに沿ってナレーションが起こされ,最終的にコマとコマの間の時間が決まった段階で音がつけられた.
音は,録音された音に逆回転や変速を加えたり,別の音を重ねたりするなどいわゆるミュージック・コンクレートと呼ばれる手法でつくられ,映画とは違った抽象的な静止画像が断片の連続として上映される.
http://www.ntticc.or.jp/Archive/2005/PossibleFutures/Works/experimentalworkshop_j.html
◇ オートスライド - Wikipedia
オートスライドとは、ソニーの前身企業である東京通信工業が昭和20年代に開発した、テープレコーダーとスライド写真を組み合わせた映写機。正しくはAutomatic Slide Projectorと言う。
原理としては録音テープの裏側にカーボンマークを付け、これを認識することで信号を送り、スライド写真のコマを送る。録音テープ内に信号を埋め込むのと違って非常に初歩的な技術だが、映像の切替と音楽の同調が簡単に可能であった。しかし一方で何回も再生するうちにマークをうまく認識せず、スライド写真の順番が狂ってしまうなどのトラブルも発生した。
実際にはソニーはOEMで外部業者の峰尾音響研究所(現・峰尾研究所)に委託し、ソニーブランドで発売したとされる。
もともと学校教育用の機材として開発されたものだが、芸術家グループ実験工房がこれを入手し、気鋭の前衛美術家や写真家による映像と、湯浅譲二や武満徹などの作曲家によるミュージックコンクレートなどテープ音楽を組み合わせたミクストメディアの芸術作品を制作し、1953年頃より数年間にかけて多くの作品発表を行った。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89
@n291: リマインド用メモ。「写真」を「映画化」した作品。松本 ... - Twitter
リマインド用メモ。「写真」を「映画化」した作品。松本俊夫『石の詩』、大島渚『ユンボギの日記』『忍者武芸帳』、大林宣彦『オレレ・オララ』。あと、クリス・マルケル『ラ・ジュテ』。http://j.mp/veLuRk