◇ レビュー 5/14 天狗と狐の野外音楽会 vol.1 - やぶいぬ日記
あ、その前にちょっと脱線するけど、もう「沈黙=ジョン・ケージ」つう紋切り型の物言いは止めたほうがいいのではないかと思う。「音楽における沈黙といえばケージ“4分33秒”が有名だが....」みたいな書き出しをするのはどうよ、と。
以前、図書館で俳句の雑誌や本を読んでいたら、初心者と講師陣のQ&Aみたいなコーナーがあって:
「Q: この間俳句誌を読んでおりましたら、まるでピカソの絵のような句を拝見いたしました。このような句を鑑賞するにはどのようにしたらよろしいでしょう(74歳・男)」
みたいな質問があってのけぞった。いわゆる自由律や前衛風の句を指しての質問だと思うのだが、「ピカソの絵みたいな」という形容が通用する世界がまだあることに驚いた。
http://d.hatena.ne.jp/Bushdog/20060518/p1
クオリア茂木健一郎氏がケージやデュシャンを持ち出すときの粗雑さにも通じる?
(たぶん語り言葉の場合のみでしょうけども。。。)
*1
*1:「〜に過ぎない」のか――吉村光弘『「ONKYO」と「OTOMO YOSHIHIDE」』 - やぶいぬ日記
http://d.hatena.ne.jp/Bushdog/20070722/p1
こちらの記述の結語の少し前も参照のこと。