Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

中川幸夫プレ美術館と中川幸夫さん関連メモ

中川幸夫プレ美術館 - 丸亀市観光協会 まるがめ婆娑羅マップ

 丸亀市出身の芸術家、中川幸夫の魅力を全国に発信する目的で開館。華道、書、器の枠を超えて独自の世界観を構築した“表現者 中川幸夫”の姿に触れられる場として、注目を浴びている。また、中川に影響を受け創作活動をしている若手作家の作品も積極的に紹介しており、創造的でエネルギッシュな空間となっている。駐車場あり。

http://www12.ocn.ne.jp/~marugame/details/shop_west/enj_07-2.html


◇ 偉大な才能後世に/中川幸夫プレ美術館オープン(2009/10/12 09:27) - 香川のニュース | 四国新聞

 世界的に高い評価を受けるいけばな作家・中川幸夫さん(香川県丸亀市)の作品に間近で触れる場を作ろうと、地元有志らが同市柞原町に「中川幸夫プレ美術館」を設立。12日には初めての作品展がスタートする。実行委員長で建築家の斎藤正さんは「中川さんの作品を収蔵、展示する本物の美術館につなげる足がかりになれば」としている。

 プレ美術館設置のきっかけについて斎藤さんは「猪熊弦一郎氏、イサム・ノグチ氏と並び、讃岐3鬼人とも称されるが、中川さんだけ美術館がないのが残念だった」と話す。中川さんに触発されたアーティストは多く、せっかくの作品を人々の目に届くところに展示したいと、10人ほどで実行委員会を立ち上げ。斎藤さんの事務所1階に展示スペースを確保し、氏の作品を展示する。合わせて「プレ」ではない美術館を目指し、寄付や署名なども行っていく方針で、2年をめどに活動していく考え。

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/culture/article.aspx?id=20091012000047


中川幸夫プレ美術館 「書」 寅 - Spell Design Works

開催期間:2010年1月9日(土)〜3月14日(日)
     通常:金・土・日の週末のみ開催(月〜木は電話問い合わせにて鑑賞可)
開催時間:10:00〜16:00
入場料金:200円(一般)、無料(学生)
開催場所:香川県丸亀市柞原町306番地2イスノキ1F
問合せ先:0877−22−1533(中川幸夫プレ美術館運営委員会)

http://spelldesignworks.wordpress.com/2010/01/03/737/


◇ 『新建築』 2009年06月号 作品 - 新建築

■作品名 イスノキ ISUNOKI
■主要用途 事務所 ギャラリー ショップ 温室
■所在地 香川県丸亀市柞原町306-2
■設計 齊藤正轂工房
■architects: TADASHI SAITO + ATELIER NAVE
■施工 善建+轂工房(半直営)
■特徴 丸亀市郊外に建つ設計者自身の事務所.事務所,中川幸夫プレ美術館,ショップが入る鉄骨造の事務所棟と木造の温室棟が並ぶ.ピアチェックの要らないルート1-1でできるラーメン構造,床暖房配管ユニットを改造したコンベクター,地下水の利用など,構造や環境についてさまざまな試みを行っている.

http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/sk/magazine/sk2009/sk06/works/03.html


中川幸夫さんの作品写真、NYで公開へ - 香川のニュース | 四国新聞

 中川さんの作品は、いずれも本人が撮影したカラー写真。多量のチューリップの花びらを集めてドーナツ型にした「泉」、三輪龍作さんのハイヒールのオブジェに仏手柑(ぶっしゅかん)の実を盛り込んだ「連繋の肖像」など、一見異様にも見える独特のビジュアル世界が会場を彩る。

 中川さんは1918年生まれ。池坊を脱退後、極貧の中で伝統生け花の概念を超えた創作活動を行ってきた。生花は限られた時間しか存在できないため、初期は交友のあった写真家の土門拳さんらに撮影を依頼していたが、後に自らシャッターを切るようになった。

http://news.shikoku-np.co.jp/kagawa/locality/200805/20080507000340.htm


◇ 概念を崩すこと - 鷲田清一氏のページ - Cafe Nomad

鷲田 なぜ迷惑かけてありがとうであり、それが大事なことであるのか。考えあぐねて、旅の途中、中川幸夫さんと出逢いました。中川幸夫さんは、5歳のときに事故にあって身体が不自由になってる前衛華道家なんです。最初池の坊に入ったんだけど、展覧会で、ミカン箱に土入れて、白菜をポンと入れただけのを出して、先生に罵倒されたの。その罵倒が気に入らなかった。ダメいうんだったら構わないのに。「ちゃんと下見会もあるのに、なんで勝手に出したん」だ、という、そういう怒り方にあきれてしまって、それで彼は一人でやって、生涯弟子をとらなかったのね。


奥さんがまたすごい。奥さんはじつは九州のお花のお家元。ご主人がなくなって、自分が家元で、娘と要介護の姑がいたんだけど、その二人と家元の地位を捨てて、身体の不自由な中川さんのところに、東京へ。で、二人でどういうふうに花を続けたかというと、お花を教えないんだから、稼げない。赤坂に、台湾の人のキャバレーがあった。その店に花をいけないかといってもらって、やっと食い繋げた。極貧の生活だった。大体ひとつのキャバレーで一〇〇〇本カーネーションを使う。空調してあるから3日でしなびるのね。彼は考えたわけ。花を買うお金はない。それで、「この花はまだ死んでないといってる。ただ、この部屋でヘナヘナとなってるだけだ。おれはまだ死んでない」とその声が聞こえて、それで、何千本の花をむしって、ビニール袋を持って一〇キロの道を歩いて帰る。奥さんと二人で安アパートで向き合って、開けて、花をどうしよう、と。満開か直前をいけるんだったら、花の命の一部でしょう。彼は花の命を最後まで見届けようと思った。それで1週間、ビニールの中で密封しておくと、腐ってくる。そしたら、血が流れるの。真っ赤な花の汁が。それでどうしようか試行錯誤して、あのシュールレアリスト詩人の滝口修造さんの前で、彼女と2人で実演した。机の上に和紙上げて、どんとおいて、血がぐわ〜っと。その作品が「花坊主」というんです。それとかミカン箱に縄をはって、そこに何千本のバラを入れて腐らせる。そういう一連の、死に行く、血を流す、花の最後を見届ける華道を始めた人なんですよ。


ところが彼の話を聞いてると、そんなのちっとも変わってないという。今の華道がおかしいというの。今だったら水仙はぴしっとまっすぐ立ってるのが魅力で、しなびてきたら捨てるじゃない。室町時代のいけばなの手本見ると、水仙がヘナヘナとなって、乱れてる。だから何も満開がいい、あるいは直前、つぼみがいいんじゃなくて、昔の人はお花を最後まで、ヘナヘナまで見届けて、そのときその時の命の表現の仕方を知っていた。

http://www.isc.meiji.ac.jp/~nomad/washida/gainenn.htm


日曜美術館 いけ花でないがいけ花である 〜中川幸夫の世界〜 - NHKアーカイブス保存番組検索結果詳細

放送日:1997年2月2日

チャンネル:教育

主な出演者:中川幸夫 早坂暁 三輪龍作 横山正 荒木経惟


番組内容紹介:
花をもって生け花を超えた芸術運動を展開する前衛生け花作家・中川幸夫
(78歳)。彼は戦前、池坊で生け花の古典を学ぶが、因習に縛られた伝
統的な家元制度に反発して脱退。以来、今日まで独自の道を歩んできた。
生け花という概念を無限に拡大させてきた彼の仕事は常に話題を集め、現
代美術の世界でも高く評価されている。古くからの理解者である作家・早
川暁を交え、中川の創作現場の映像をもとに、自作について語る中川の世
界に迫る。

http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10001200999702020130121/


新日曜美術館 生きる総(すべ)てが花である いけばな作家・中川幸夫 - NHKアーカイブス保存番組検索結果詳細

放送日:2003年7月20日

チャンネル:教育

主な出演者:中川幸夫 大野一雄 森山大道 新居義久 大杉■ 山根基世 大杉漣

http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090307210030106/
この放送は録画してたはずなので、今度ビデオを再見してみようと思います。


中川幸夫 - NHKアーカイブス保存番組検索結果一覧
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/search/?q=%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E5%B9%B8%E5%A4%AB&fy=&fm=&fd=&ty=&tm=&td=&x=0&y=0


中川幸夫 公式ホームページ
http://www.kyuryudo.co.jp/design/sagawa048/yukio_nakagawa.htm