Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

『美と芸術のシュンポシオン―神林恒道教授退官記念論集』(大阪大学美学研究会 編 勁草書房)

海外からの寄稿4名(ヘンクマン、ヴェルシュ他)を含む大阪大学美学研究室出身の37名による世界と日本の美学・芸術学研究の最先端の論考を3部構成で収める。I「ロン主義」では西洋近代はいかに美と芸術を創造し、思考したか(ドイツ美術とメランコリー、ピクチャエスク・ロマンス、ブレイクとゴシック etc)?「日本近代」では日本は芸術の近代化をいかに行なったか(書の近代、明治の女流画家、E・パークの受容etc)?「現代の芸術と美学」では、現代芸術はいかにして近代芸術を越えたのか(「表現主義」概念再考、文化主義の美学、環境芸術のゆくえ、芸術と偶然、ドゥルーズの映画論、英米美学と現代芸術etc)コンパクトで多彩な問い。

http://www.keisoshobo.co.jp/book/b25248.html

美と芸術の聖域の呪縛を解き放ち、美学理論を現代的関心へと結びつけ、美学本来の学際的性格を新たに開花させる方途を探る多彩な37論考。

第1部 ロマン主義シェリングプラーテン―哲学者と詩人とのある出会い;ドイツ美術とメランコリーのアクチュアリティー;ピクチュアレスク・ロマンス―アン・ラドクリフによる「絵のような」小説 ほか)
第2部 日本近代(近代日本におけるR.フライ、C.ベルの受容をめぐって;書における日本近代―理念と様式の「変容」をめぐって;明治の女性画家―「閨秀」と「画家」のはざまで ほか)
第3部 現代の芸術と美学(「表現主義」概念再考;文化主義の美術―ヴェルシュ「AESTHET/HICS」を手がかりに;素材を越えるもの―菅木志雄の作品をめぐって ほか)
海外からの寄稿4名(ヘンクマン、ヴェルシュ他)を含む大阪大学美学研究室出身の37名による世界と日本の美学・芸術学研究の最先端の論考を3部構成で収める。I「ロン主義」では西洋近代はいかに美と芸術を創造し、思考したか(ドイツ美術とメランコリー、ピクチャエスク・ロマンス、ブレイクとゴシック
etc)?「日本近代」では日本は芸術の近代化をいかに行なったか(書の近代、明治の女流画家、E・パークの受容
etc)?「現代の芸術と美学」では、現代芸術はいかにして近代芸術を越えたのか(「表現主義」概念再考、文化主義の美

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4326851775.html

内容細目:シェリングプラーテン 山口/和子‖著. ドイツ美術とメランコリーのアクチュアリティー 仲間/裕子‖著. ピクチュアレスク・ロマンス 荒井/ゆりか‖著. ノヴァーリスフリードリヒ・シュレーゲルにおける構想力と数学 小川/伸子‖著. ブレイクと「ゴシック」 潮江/宏三‖著. フィクションとしてのドイツ観念論 岩城/見一‖著. 近代日本におけるR・フライ、C・ベルの受容をめぐって 川田/都樹子‖著. 書における日本近代 萱/のり子‖著. 明治の女性画家 池田/祐子‖著. もうひとつの日本近代美術史 佐々木/千恵‖著. 日本におけるE・バーク受容にみるバイアス 桑島/秀樹‖著. 木下杢太郎『百花譜』ノート 上倉/庸敬‖著. フランク・ロイド・ライトと日本 藤田/治彦‖著. 歴史画論争 森谷/宇一‖著. 井島勉の美学 太田/喬夫‖著. 「表現主義」概念再考 大森/淳史‖著. 文化主義の美学 岡林/洋‖著. 素材を越えるもの 斎藤/郁夫‖著. 失われた風景 伊東/多佳子‖著. 芸術と偶然 高梨/友宏‖著. テクスト・イメージ・文化 三木/順子‖著. 宙吊りの「作品」 谷川/真美‖著. 武満徹の《ノヴェンバー・ステップス》をめぐって 田之頭/一知‖著. 「風景」を造形する人たち 吉原/美恵子‖著. エミール・ノルデのプリミティヴィズム 清原/佐知子‖著. ワーグナーの芸術はまやかしか 高安/啓介‖著. ジル・ドゥルーズの映画論 前田/茂‖著. イサム・ノグチ《鏡》について 村上/敬‖著. 英米美学と現代美術 金/悠美‖著. トレス海峡諸島音楽史研究がうながすもの 畑/道也‖著. モダニズムの中のアンチ・モダニズム 三浦/信一郎‖著. 記憶術としての芸術 吉積/健‖著. もうひとつの「反美学」 大橋/良介‖著. Asthetisch・Aisthetisch W・ヘンクマン‖著 高梨/友宏‖ほか訳. 文学研究における論争 M・F・マルラ‖著 要/真理子‖ほか訳. 生の技術としての哲学 R・シュスターマン‖著 要/真理子‖ほか訳. グローバル化時代のアイデンティティ再考 W・ヴェルシュ‖著 小林/信之‖訳.
内容紹介:ドイツ・ロマン主義の美学思想研究を専門とする大阪大学文学部教授・神林恒道の退官記念論文集。ロマン主義、日本近代、現代の芸術と美学の3部構成で、美学本来の学際的性格を新たに開花させる方途を探る37論考を収録。

http://www.iizuka-library.jp/tosmok.asp?tilcod=184482&mngkbn=01&style=
http://www.amazon.co.jp/dp/4326851775