◇ 『世界リスク社会論 テロ、戦争、自然破壊』(ちくま学芸文庫)
現代社会が生み出したリスクは、われわれの世界をどう変えたのか?国境を無効化してしまうテロリズムの遍在と、それに対抗して形成される「対テロ連合」という諸国家間の結束。環境破壊や核の脅威をもたらす一国家の決断に対する、国を超えた草の根レベルの運動の勝利。リスクはグローバル化を促進し、内外、上下、あらゆる角度から「国家」という枠組みを掘り崩して、近代社会の根本原理に見直しを迫っている。このリスクにいま、いかなる危機と可能性が秘められているのか。現代ドイツを代表する社会学者が鋭く切り込む。『危険社会』の著者によるもっともわかりやすくコンパクトな入門書。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480093109
◇ 『世界リスク社会論―テロ、戦争、自然破壊』(平凡社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4582452205
◇ 現代社会分析理論:ウルリヒ・ベックの「リスク社会論」 - 北海道大学オープンコースウェア (Hokkaido University OpenCourseWare, HU-OCW, 北大OCW)
http://ocw.hokudai.ac.jp/Course/GraduateSchool/MediaAndCommunication/UrbanCulture/2009/page/materials/UrbanCulture-2009-Note-03-01.pdf
http://ocw.hokudai.ac.jp/
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◇ ベック来日記念連続シンポジウム ※終了
ウルリッヒ・ベックやアンソニー・ギデンズが、「再帰的近代化」や「第二の近代」といった概念を用いて近代社会が新たな段階に入ったことを主張してから、すでに20年余りがたつ。その間、日本の社会学は彼らの理論的挑戦を好意的に受け止めてはきたものの、その可能性が十分に汲みつくされたとは言い難い。ベック理論にかぎっても、彼が提起したリスク社会、個人化、グローバル化、コスモポリタン化等の諸概念のうち、「個人化」や「コスモポリタン化」は、なお検討を深めるべき論点として残されている。今回、待望のベック教授およびベック=ゲンルンスハイム教授夫妻の初来日講演が実現するにあたって、我々はとくに二人が主張する「個人化」テーゼに焦点をあてて連続シンポジウムを開催し、この問題を、欧州、日本、そして東アジアという三つのパースペクティブから照射することにしたい。
https://sites.google.com/site/becksympo/
◇ 【書評】ウルリッヒ・ベック『ナショナリズムの超克 グローバル時代の世界政治経済学』 橋本努 - SYNODOS JOURNAL
http://synodos.livedoor.biz/archives/1498265.html