Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

土門拳賞:石川直樹氏に - 毎日jp(毎日新聞)

 第30回「土門拳賞」(主催・毎日新聞社、協賛・(株)ニコン (株)ニコンイメージングジャパン)が石川直樹(いしかわ・なおき)氏に決まった。受賞対象となったのは写真集「CORONA」(青土社)。石川氏には彫刻家、佐藤忠良氏(新制作協会)制作のブロンズ像「少女」と賞金が贈られる。

 授賞式は3月16日、東京都千代田区神田錦町学士会館で行われ、受賞作品は3月30日発売の「サンデー毎日」(4月10日号)で紹介されるほか、受賞記念展が東京・銀座ニコンサロン(4月27日〜5月10日)と大阪ニコンサロン(6月2〜15日)で開催される。作品は山形県酒田市の「土門拳記念館」で展示された後、同館に永久保存される。

http://mainichi.jp/enta/art/news/20110310ddm001040060000c.html


◇ 特集:第30回土門拳賞 石川氏、受賞の言葉 既知の世界見つめ直す - 毎日jp(毎日新聞)

 広大な海域はヨーロッパの約三倍もの面積があるにも関わらず、同種の言語をもつ海洋民が往来する共通の文化圏が広がっている。この海をル・クレジオは「見えない大陸」と呼んだ。境界によって隔てられた大陸的な視座を捨て、海が繋(つな)ぐ多島海としての新しい世界へと離陸することを願い、わたしは十年以上にわたってこれらの島々を旅してきた。そこで撮影した写真をまとめたものが「CORONA」である。

 本作は、日本の南北に連なる島々を写した前作「ARCHIPELAGO」の続編にあたる。ヤポネシアから東南アジアを経て、人類が最後にたどり着いた島々の渚(なぎさ)に立ち、知っていると思い込んでいた世界を見つめ直すこと。あるいは、撮影者である自分自身を見つめ返すこと。そうした試みの末に生まれた本作を評価していただけたことが、何より嬉(うれ)しい。

http://mainichi.jp/enta/art/news/20110310ddm010040030000c.html


◇ 特集:第30回土門拳賞 石川直樹氏「CORONA」 南洋の島追い続け - 毎日jp(毎日新聞)

 写真家、評論家、学芸員など約90人の推薦委員より推薦された作品から、最終選考には7作品が残った。

 石川直樹「CORONA」(青土社)、尾仲浩二「馬とサボテン」(写真展・EMON PHOTO GALLERY)、斎藤康一「昭和の肖像」(写真展・JCIIフォトサロン)、百々俊二「大阪」(青幻舎)、古屋誠一「メモワール 古屋誠一展」(写真展・東京都写真美術館)、六田知弘「雲岡石窟 仏宇宙」(冨山房インターナショナル)、山内道雄「基隆」(グラフィカ編集室)。(50音順に表記)

 ■選考委員

江成常夫(写真家)

内藤正敏(同)

野町和嘉(同)

松山巖(評論家、作家)

梁瀬誠一(毎日新聞社出版局長)

 (敬称略)

http://mainichi.jp/select/wadai/yamadakenta/news/20110310ddm010040017000c.html


◇ 特集:第30回を迎えた土門拳賞 - 毎日jp(毎日新聞)

土門拳とともに歴代受賞者を紹介する。(敬称略)

http://mainichi.jp/enta/art/news/20110310ddm010040030000c.html