Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

美学出版の近刊2冊

書 名●美術史の余白に――工芸・アルス・現代美術
編著者●「工芸」シンポジウム記録集編集委員会【編】
出版社●美学出版
体 裁●A5判並製/430頁(口絵カラー8頁、本文モノクロ424頁)
価 格●本体2900円+税(3045円)

本書は2005年2月、東京都現代美術館で開催されたシンポジウム「工芸――歴史と現在」の記録集である。
1 工芸ジャンルの形成――明治期の動きを中心に、2 工芸の現代化過程――大正期から戦後にかけての動向、3 工芸の現場――作家たちの発想、4 美術の現在と工芸――ジャンルの現在と造型の潜在的可能性、ゲストコメンテーターからの寄稿をあわせて編集されている。図版多数。充実の内容!


書 名●日本芸術写真史――浮世絵からデジカメまで (美学叢書05)
著 者●西村智弘【著】
出版社●美学出版
体 裁●四六判上製/480頁
価 格●本体3000円+税(3150円)

写真とは何か? 「美術」と「映像」の接点としての写真表現を検証した意欲作!
1930年代の新興写真に端を発したモダニズム史観では捉えきれない、日本の写真表現の多様性を念頭に置き、日本の写真の歴史的な展開を読み直す。
<目次>序 写真と芸術/ I 写実と写真のあいだ/II 芸術を目指す写真/III 写真と前衛美術/IV 写真と戦後美術/V 写真と現代美術