Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

飯沢耕太郎編「シャッター&ラヴ (STUDIO VOICE BOOKS) 」(インファス)を1円でゲット

http://www.amazon.co.jp/dp/4900785059
とりあえず入手。


◇ 「シャッター&ラヴ」飯沢耕太郎蜷川実花長島有里枝・即決 - Yahoo!オークション
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k117051245


長島有里枝 蜷川実花他 ; 飯沢耕太郎[ed.] / シャッター&ラブ - 写真集 美術書 アートブック 古本買取 書肆小笠原

シャッター&ラブ / インファス, 1996 / soft / B' / \ 1,400
女性写真家16名の作品を収録。全員70年代生まれ。荒木経惟、ナン・ゴールディン、ジャック・ピアソンらのスタイルに間接的な影響を受けるようなかたちで、自分の身の回りを飾らずに撮し、作品にする写真家が90年代に続々と生まれてきた。飯沢耕太郎が、彼女たちの魅力を伝えるべく、企画編集した写真集。以下収録作家。長島有里枝、辻佐織、コバヤシマサコ、飯塚三絵、白土恭子、中島古英、金子亜矢子、中野愛子小島ゆかり、マヤ、高橋万里子、戸崎美和、岡本真菜子、岡久美、藤岡亜弥、蜷川実花。表紙カバーに目立たぬ微少の破れ1箇所。それ以外は状態良好。

初版 / 帯付 / 20x20cm / 183pp.

http://www.book-oga.com/wimages/shutter_love.html


◇ 【コラム】Photologue - 飯沢耕太郎の写真談話 (36) 活躍する女性写真家たち(2) - マイコミジャーナル

90年代になると、10-20代の普通の女の子たちが一斉に写真を撮り始める現象が起こる。いわゆる、「女の子写真」や「ガーリーフォト」と呼ばれたブームだ。これらの言い方にはどこか揶揄や否定的なニュアンスも含まれるが、今回はあえて「女の子写真」という言い方で、あの当時の不思議なエネルギーが渦巻いていた日々を振り返ってみよう。(※文中敬称略)
普通の女の子たちが写真を撮るブームの予兆

「女の子写真」のブームがピークに達しつつあった1996年5月、僕は『シャッター&ラヴ』(1996年 インファス)という写真集を編集・出版したんだ。この写真集が出る前に、女の子たちの写真ブームを予兆させる出来事があった。まず雑誌『STUDIO VOICE VOL.236』(1995年 8月号)で、特約編集者の吉田広二が同名の「シャッター&ラヴ」という特集を組む。この特集は、半分をホンマタカシ、高橋恭司、平間至などの売れてる写真家が撮った女の子の写真、あとの半分をHIROMIX長島有里枝などの若い写真家が撮った写真で構成されていた。驚いたことに、むしろ若い女性写真家が撮ったページの反響がすごかったんだ。彼女らが撮った日常の写真は、非常にビビッドでリアルでインパクトがあり、同世代の子たちに"自分たちの見ている世界を表現してくれた"と勇気をあたえたんだと思う。それが一つのきっかけになって、女性写真家たちに注目が集まるようになる。そのような流れから、吉田が『STUDIO VOICE VOL.243』(96年3月号)で、まだ10代だったHIROMIXの特集を組むと、これも大きな話題になった。

このような経緯で、吉田(写真評論家としてのペンネームは金子義則)との共同作業で、当時いっせいに登場してきた1970年前後に生まれた女性写真家たちの作品とインタビューを写真集『シャッター&ラヴ』にまとめたんだ。同作品で取り上げたのは、長島有里枝、辻佐織、コバヤシマサコ、飯塚三枝、白土恭子、中島古英、金子亜矢子、中野愛子、小島(おじま)ゆかり、マヤ、高橋万里子、戸崎美和、岡本真菜子、岡久美、藤岡亜弥、蜷川実花の16名だった。

http://journal.mycom.co.jp/column/photologue/036/index.html


筑摩書房 私写真論 / 飯沢 耕太郎 著

中平卓馬深瀬昌久荒木経惟牛腸茂雄…彼ら自身の「生」となまなましく結びついた作品の本質をたどり、作家と表現との極限を探る、書き下ろし日本写真論。

生の在り方となまなましくも分かちがたく結びついた表現の数々!苦痛も愉悦も放心もエクスタシーさえも…存在の根源的な謎を突きつけ、私たちを揺るがしてやまない「私写真」の本質とは何か。表現の深い淵をのぞく、書き下ろし日本写真論。


1 歴史と展開
2 写真家たち(中平卓馬―純粋写真家の隘路
深瀬昌久―“私”という病
荒木経惟―陽子と荒木たち
牛腸茂雄―他者としての“私”)
3 「私写真論」ふたたび

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480876140/


◇ 私写真論: 飯沢 耕太郎: 本 - Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4480876146
ハードカバーですし、さすがに1円にはなってなかったようです。
図書館等に置いてあれば読んでみたいと思います。


◇ デジグラフィ―デジタルは写真を殺すのか?: 飯沢 耕太郎: 本 - Amazon.co.jp
http://www.amazon.co.jp/dp/4120034887
この本ならどうかな? と思いましたが、
案外しぶとく300円台を保ってました。
今度書店で見かけて時間があれば、ヘンリー・ピーチ・ロビンソンらへの言及の有無と
オフセット印刷技術普及以降の「写真」についての言及の有無をチェックしてみます。*1

*1:畠山直哉さんの写真はものすごくスポッティングがほどこされていて、ありゃもう絵だよ」と語っていたいわゆる“写真原理主義者”の方に会ったことがありますが、本当のところはどうなんでしょうか。そういえば、伊奈英次さんの「象の檻」(ZONE)もネガがかなり痛んできていて、今プリントするなら相当スポッティングする必要があるという話も耳にしたことがあります。