Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

文化資源としての<炭鉱>展@目黒区美術館

開催中〜12月27日(日)

この展覧会は、三つのパートで構成されます。
「part.1 - <ヤマ>の美術・写真・グラフィック」は、油彩、日本画、水彩、版画、彫 刻、素描、写真、ポスターなどグラフィックで構成されます。山本作兵衛筑豊炭鉱絵巻」、千田梅二「炭坑仕 事唄板画巻」、三菱美唄美術サークル「人民裁判」、野見山暁治「廃鉱(A)」、池田龍雄「腕」、横山操「夕張 炭鉱」、風間完青春の門」、吉増剛造「石狩シーツ」、岡部昌生「ユウバリマトリックス」、土門拳筑豊のこど もたち」、奈良原一高「人間の土地」、上野英信ほか編「写真万葉録・筑豊」(全10冊から)、本橋成一「炭鉱 (ヤマ)」、1950年代の炭鉱のポスターなど、 約 60 作家による 400 余点の出品 により炭鉱と戦後視覚芸術の 展開をたどります。
「Part.2 - 川俣正コールマイン・プロジェクト〜筑豊、空知ルールでの展開」は、川俣正が1996〜2006年の10年間取組続けた「Coalmine田川」のプロジェクトを総括し、空知と ドイツのルール地方での新プロジェクトを展望する、新作インスタレーション目黒区美術館区民ギャラリー 全面を使用しての個展です。乞う、ご期待です。なお、11月4日〜6日の期間は、制作風景をご覧いただけ ます。
Part.3 - 「映像の中の炭鉱」は、ドキュメンタリーの映像作品を主にする、民間の映画館「ポレポレ東中野」 (JR総武線東中野駅前)との共同企画です(公立美術館としては初めての試みと思います)。戦後間もなく から現在までの、炭鉱を主題にした劇映画、記録映画に加え、炭鉱会社・炭鉱労働組合の宣伝映画など、 日頃、レンタルビデオ等で見ることのできない作品を中心に約10作品を、展覧会会期に合わせてプログラ ム上映いたします。
また、これらの展示内容と深く関わりながらその内容を補完するプロジェクトとして14回+番外1回の連続講座「夜の美術館大学コールマイン・アート学科」を開設。多彩な講師陣に炭鉱と視覚芸術をめぐるあれこれを取り上げていただきます。

http://www.mmat.jp/event/tanko/index.html
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