和気藹々。どちらも仲良く「美術」。http://artscape.jp/focus/1210808_1635.html http://www.art-it.asia/u/ab_takahashi/4PXSNiA5WfC9QmJMEnhu/
6:53 PM Dec 17th webで
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◇ いい気分です。 - 学校支援地域本部事業・PDCA教育とPTCA組織
エスクァイア日本版2009・4月号
特集:もう一度、学校へ行こう。
題名:[アートは無力か? 異界はどうだ?] 著者=福住廉
現実が厳しい。昨年来の世界的な金融危機を理由として
多くの非正規雇用労働者が一方的に解雇され、今年の正月
には、住む場所を奪われた労働者たちが全国各地から東京
の日比谷公園に集まった。一昔であれば問題の焦点は不当
に過酷な労働条件にあったのに、今では仕事そのものが、
容易に奪われかねないのだ。昨今のアートバブルも、こう
した不安定で流動的な経済原理と同じ論理に基づいていた
せいか、たちまち消え失せてしまったようだ。
冷静な現実を前にアートはなす術もない。アーティスト
が作りだす妄想の世界は、富裕層の感性を慰めることはあ
っても、貧困を解決する力にはなり得ないし、地域社会を
活性化させるためのアートプロジェクトにしても、一時的
なカンフル剤としては有効だが、抜本的な解決策を提示す
ることはほとんど期待できないだろう。現実が貧しくなれ
ばなるほど、アートへの風当たりはますます強くなるに違
いない。
しかし、アートが非現実的な妄想の産物だとしてもアー
トの社会的な役割は、まさにそこにある。すぐれたアート
は、現実のありのままを表現するというより現実を見直す
別の視点を提供するからだ。現実とは異なる[異界]を作り
出し、そこから同時代の現実を目指すという精神の働きが
現代アートならではの社会的効果の一つである。
思えば、そのようにして社会の周縁に異界を設定するこ
とは、私たちの祖先が古くから繰り返してきたことだった。
山婆や鬼などの想像上の異人は、あるときは幸福をもたら
す者として歓待され、あるときは災害を呼ぶ者として排除
される両義的な存在だったが、そのような異人とのやりと
りによって、共同体のアイデンティティが確認されていた
わけだ。今も昔も、私たちは妄想によって現実をよりよく
いきているのである。
未来へ伝承されるに値する新たな物語は、もしかしたら、
現代アートから生まれるのかもしれない。
http://nangoku-ptca2005pdca.cocolog-nifty.com/blog/2009/12/post-4b61.html
>>>artscape掲載の福住氏によるレポートについて(高橋瑞木) - ARTiT
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20091218#p6