目次
レム・コールハースを読む
アジアのジェネリック・シティとレム・コールハース
傾いた柱――レム・コールハースの五つの住宅をめぐって
Universe beyond Universal Space――ボルドーの住宅における三層の世界
観測者のランドスケープ
過密と原発
レム・コールハースから王澍まで
【コラム】いま、アイロニーを捨てるべきか
【アンケート】レム・コールハースが変えたもの
ヴェネツィア・ビエンナーレのレム・コールハース
ふつうではない建築のドキュメント
メトロポリスのビッグな出版・編集者
『S,M,L,XL』試論
図義どおりの建築
OMA/AMOのエディット戦略
OMAの建築写真
【コラム】Volume再読
データ篇I レム・コールハース/OMAキーワード辞典
データ篇II レム・コールハース/OMA著作解題
データ篇III レム・コールハース/OMAの系譜図
データ篇IV レム・コールハース/OMAをめぐる言説
データ篇V OMA/AMOプロジェクトデータ
http://kinkan.hon.jp/kinkan_detail.php?isbn=9784306046054
◇ 『レム・コールハースは何を変えたのか』(編:五十嵐太郎・南泰裕 鹿島出版会)
内容紹介
話題作を世に問いつづけながら、シンクタンクを組織し、リサーチや出版・編集を手掛ける建築家レム・コールハース。広範な活動から、「ル・コルビュジエの衣鉢を継ぐ」とも目される独創性に迫る評論集。
著者について
五十嵐太郎(いがらし・たろう):建築批評家、東北大学教授。 1967年パリ生まれ。東京大学大学院建築学専攻修士課程修了。博士(工学)。専攻は建築史。第11回ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展(2008)日本館キュレーター、あいちトリエンナーレ2013芸術監督を務める。2014年芸術選奨新人賞を受賞。主著に『被災地を歩きながら考えたこと』(みすず書房、2011)、『現代日本建築家列伝』(河出ブックス、2011)、『映画的建築/建築的映画』(春秋社、2009)、『新編 新宗教と巨大建築』(ちくま学芸文庫、2007)、『美しい都市・醜い都市』(中公新書ラクレ、2006)など多数。編著に『ようこそ建築学科へ!』(学芸出版社、2014)、『窓と建築の格言学』(フィルムアート、2014)など多数。南泰裕(みなみ・やすひろ):建築家、国士舘大学教授。1960年兵庫県生まれ。京都大学卒業、東京大学大学院建築学専攻博士課程修了。1997年アトリエ・アンプレックス設立。2007年より国士舘大学理工学部准教授。2013年より現職。主著に『建築の還元』(青土社、2011)、『トラヴァース』(鹿島出版会、2006)、『住居はいかに可能か』(東京大学出版会、2002)など。訳書にリチャード・ロジャースほか『都市 この小さな国の』(共訳、鹿島出版会、2004)など。