この年表では公共性の変容とそれと関わってくる美術の動向について考えるきっかけとなることを意図している。
以下でそれぞれのカテゴリーについて若干の説明を加えたい。
1)美術の動向は、おもに特定の価値観をめぐり美術関係者だけではなく一般社会も含めた議論の対象となるような項目を集めた。
2)また、行政や企業が公共空間において盛んに展開してきた事業について併記している。
3)公共性の変容については、おもに政治、市場、メディア、環境、医療、ジェンダー、エスニシティ等において、それまで了解済みとされてきた価値観が変わりつつあることを伝える項目を集めた。特に記述がない場合は、日本国内の事項である。
http://www.kanazawa21.jp/act/r/04/chronology_main3.html070912