Übungsplatz〔練習場〕

福居伸宏 Nobuhiro Fukui https://fknb291.info/

日芸の同級生が日本に揚げた2本の星条旗!?(911とオバマ就任)

ホンマタカシ / Stars and Stripes - 書肆小笠原

副題 『New York December 26,2001-January 5,2002』。「その後」 のニューヨーク。メッセージ性や感情などを排することにより、何かが足りない、何かが消えているこの街の姿が逆説的に浮かび上がる。

http://www.book-oga.com/honma/stars_stripes.html
“メッセージ性や感情などを排することにより、何かが足りない、何かが消えているこの街の姿が逆説的に浮かび上がる。”
これはホンマタカシさん本人が、どこかで語ったことなんでしょうか?
この写真集に関して、ホンマさん本人がどう考えているのか興味があります。
『東京郊外』については一考を要すると思いますが、
Stars and Stripes』については、
清水穣さんの批判がバッチリあてはまるのではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20080522#p2


◇ Casa BRUTUS特別編集 STARS AND STRIPES NEWYORK - マガジンワールド | 書籍 & MOOK |

今、最も「旬」な写真家ホンマタカシが、再生へ向かう2002年のニューヨークを撮影。最新のニューヨークを届ける緊急出版です。

http://magazineworld.jp/books/all/b.php?gosu=8355
発売日が2002年2月ということに注意。


Stars and stripes―New York December 26,2001-January 5,2002 (Magazine House mook): Takashi Homma: 本 - Amazon.co.jp

見たとき、買わないよ、と思った。
NYに住んでいた者からすれば、これかよ?!って思った。
ホンマさん、あんたのNYは(しかも9.11だよ)これなのかよ?!って。
急いで超ど短期旅だった感じ。
だから☆3つはサービス。

http://www.amazon.co.jp/dp/4838783558
三者三様のカスタマーレビューが示唆に富んでます。

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◇ 写真集レーベル『M』から写真家・大森克己の『STARS AND STRIPES』が発売されました! | Book | Cluster - インディペンデントなファッション情報サイト

ロバート・フランクといえば、昨年、50周年記念エディションとしてシュタイデル社より刊行された『The Americans』が記憶に新しい写真界の巨匠です。ちなみに、この『The Americans』は、写真の世界を変え、方向性を決定したと言われるような1冊。そんなロバート・フランクが認めた写真家というのだから、それはもう間違いないのです。

 その大森克己と前回ご紹介させてもらったアートディレクター・町口覚がつくったのが、こちらの『STARS AND STRIPES』。2009年1月20日午前10時、ニューヨーク、ハーレム142丁目、気温-1℃、晴れ。アメリカ合衆国第44代大統領バラクフセインオバマの就任セレモニーのパブリックビューイングを撮りおろした写真集です。この瞬間にしか撮れないであろう緊張感のある厳粛な息遣いが聞こえてくるようです。この時、この場所で、何を着て、何を思っていたのか? ファッションとしての“星条旗”、アメリカへの憧れの象徴である“星条旗”とはまた違った、希望としての“星条旗”がとても印象的です。
こちらの写真集以外でも、『Switch』5月号で別カットが楽しめるのが面白い。正直、もっと見てみたいです。何度でもページをめくり返したくなってしまいます。繰り返し見たくなるのは、『The Americans』と同様です。全40P、写真点数16点というささやかなページ数ですが、つくりはしっかりしていて、意外と重量感もあり、判型も大きいので写真が見やすいです。

http://www.clstr.net/topics/book/katsumi-omori-stars-and-stripes/
デビューして間もないころから、「ドキュメンタリーの巨匠」と称されていた(サブカル的に?)大森克己さんの新作。
“ファッション情報サイト”ということもあってか、この紹介記事には謎の記述が散見されます。


大森克己(Katsumi Omori): STARS AND STRIPES - BOOK OF DAYS ONLINE SHOP

人間という愛すべき、しかし厄介な動物の欲望や気持や感情、あるいは体温や声、そこに行き交うたくさんの「目にみえないもの」を大森克己の写真は見事に視覚化しています。

「我々が誰なのか、我々がどれほど遠くまで旅してきたか。 今日という日を、それを刻む日にしよう」

http://bookofdays-shop.com/?pid=15489509
掲載写真16点。ウィリアム・エグルストンの個展を見に行ったついでに撮った写真だという話です。
今すぐに思いつくかぎりでは、たとえば倉谷拓朴さんのかつての写真をカラーにして、
なおかつわざとハズしたセレクションで構成したような写真集です。